ポルシェ、ディーゼルエンジン搭載車の廃止を決定…電動化へシフト

自動車 ビジネス 企業動向
ポルシェ・マカン
ポルシェ・マカン 全 2 枚 拡大写真

ポルシェ(Porsche)は9月23日、同社のラインナップからディーゼルエンジン搭載車を廃止すると発表した。

ポルシェは2022年までに、電動モビリティに60億ユーロ(約7950億円)以上を投資する計画。この投資は、将来の持続的な成長への基盤を構築するのが狙い。ディーゼルエンジン搭載車の廃止も、この電動化計画に沿うものとなる。

現在、ポルシェの新車販売では、プラグインハイブリッド車(PHV)の比率が上昇中。たとえば、欧州で販売されている『パナメーラ』の63%がPHV。一方、『マカン』、パナメーラに設定されるディーゼル車の需要は、減少傾向にある。2017年のポルシェの世界新車販売では、ディーゼルエンジン搭載車のシェアは12%にとどまった。このような状況の変化により、ポルシェは将来、ディーゼルエンジン搭載車のラインナップを廃止することを決定したという。

ポルシェのオリバー・ブルーメCEOは、「ディーゼルは重要な技術であり、今後も存続するだろう。しかし、ディーゼル車がメインではないスポーツカーメーカーとして、未来をディーゼルフリーにしたいとの結論に達した。もちろん、既存のディーゼル車の顧客に対しては、アフターサービスを継続していく」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. 外装も内装も「どピンク」な超高級SUV、ベントレー特注部門のスゴ技とは
  3. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  4. ジープ『チェロキー』新型、新写真からリアデザインが判明
  5. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る