VW、自動運転技術の開発をバーチャル環境で…仮想テストドライブの導入を加速

自動車 テクノロジー ネット
自動運転を含めた新たな先進運転支援システム(ADAS)の開発に仮想テストドライブの導入を加速させるフォルクスワーゲングループ
自動運転を含めた新たな先進運転支援システム(ADAS)の開発に仮想テストドライブの導入を加速させるフォルクスワーゲングループ 全 1 枚 拡大写真

フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は9月24日、自動運転を含めた新たな先進運転支援システム(ADAS)の開発に、仮想テストドライブの導入を加速すると発表した。

その狙いは、先進運転支援システムの開発期間の短縮にある。フォルクスワーゲングループは将来、自動運転テクノロジーの検証に必要な数百万kmのテスト走行を、仮想環境で完了させることを想定している。

複雑な運転環境のシミュレーションには、高性能なソフトウェアが不可欠。「SimFAS」と呼ばれるソフトウェアは、フォルクスワーゲングループのIT部門と技術部門のエンジニアが共同開発している。長期的には、開発に必要な交通環境や運転状況を、バーチャルに生成できるようにしていく。

新しい先進運転支援システムを、これらの仮想シナリオに接続。センサーは、実際の走行条件と同じように仮想の車両周囲データを処理する。このソフトウェアはまた、3Dのグラフィック環境によって、仮想シナリオを視覚化。エンジニアは、支援システムの動作を正確にモニターし、必要に応じてシステムに介入して最適化することが可能になるという。

フォルクスワーゲングループでは、このソフトウェアをまず、次世代EVの『I.D.』ファミリーの開発に役立てる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  2. V4エンジン搭載の新型ヤマハ『YZR-M1』登場に、SNSでは「ビリビリくるぜ!」「男の子はこういうの好きだよねー」など反響
  3. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  4. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  5. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る