[取り付け方で音が変わる]ツィーターはAピラー? ミラー裏? lll

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
ツィーターを“ドアミラー裏”に取り付けた例(製作ショップ:パラダ・福井県)。
ツィーターを“ドアミラー裏”に取り付けた例(製作ショップ:パラダ・福井県)。 全 2 枚 拡大写真

カーオーディオ製品は、どう取り付けるかでその性能を十分に引き出せるか否かが変わってくる。果たして、そこにはどのようなセオリーがあるのだろうか。当コーナーでは、その1つ1つをじっくりと解説している。現在は、ツィーターの取り付け方について考察している。

今回も先週に引き続き、ツィーターを“Aピラー”と“ドアミラー裏”に取り付けるとき、それぞれでどのような利点や不利点があるのかを考えていく。今回は、取り付けの“手間”について解説する。

さて、ツィーターを“Aピラー”もしくは“ドアミラー裏”に取り付ける際の手間は、純正位置に埋め込むとき(汎用の取り付けブラケット等が使える場合)、またはダッシュボード上にポンと置くように取り付ける場合と比べると、そこそこに掛かる、というのが実情だ。つまり、取り付けコストもそれなりにかさんでくる。

しかし、ドアスピーカーをドアの内張りパネルを改造して取り付ける場合と比べると、そこまでの手間は掛からない。もちろん仕上げ方にもよるので一概には言えないが、加工する面積が少なくてすむことや、内部の加工もそれほど多くを必要としないので、実のところは案外に手間の掛かり具合はライトだ。

また、もしも加工した内張りパネルを純正状態に戻そうとするときにも、“Aピラー”と“ドアミラー裏”の純正パネルは、ドアの内張りパネルと比べたら、実はそれほど高価なパーツではない。その点でもハードルは高くはないのだ。

なので、“Aピラー”と“ドアミラー裏”は、ツィーターの取り付け場所の候補としてのおすすめ度合いはなかなかに高い。音質向上的な利点が多くありながらも、手間や出費は案外に少ない。費用対効果が結構高いのだ。

また、見た目の点でもスマートだ。特に、ダッシュボードの上にポンと置く場合と比べて、内装パネルとツィーターが一体化する分、すっきりした仕上がり感を得やすい。また、仕上げ方にこだわったり造形を工夫するなどで、よりカッコよくフィニッシュさせることも可能となる。

このように、“Aピラー”または“ドアミラー裏”は、ツィーターの取り付け場所としてメリットが多い。検討する価値はなかなかに高い。参考にしていただきたい。

今回はここまでとさせていただく。次回もツィーターの取り付けに関することについての考察を続行する。お楽しみに。

【連載】“取り付け方”で音が変わる? Part2 ツィーター編 その5「Aピラー?ミラー裏? lll」

《太田祥三》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 第3世代e-POWERの日産『キャシュカイ』が無給油で英国縦断! その実力に日本導入への期待高まる
  2. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  3. 30年ぶりの快挙!ランチア『イプシロン ラリー4 HF』、欧州選手権で初勝利
  4. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  5. 日産『リーフ』新型、米国EV最安値の約440万円から…今秋発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る