ポルシェ、スタートアップへの投資を強化…ARなど自動車のデジタル化を推進

ポルシェが実用化を目指すARヘッドアップディスプレイ
ポルシェが実用化を目指すARヘッドアップディスプレイ全 1 枚

ポルシェ(Porsche)は9月26日、今後5年間のスタートアップ企業への投資額を、1億5000万ユーロ(約200億円)増やすと発表した。

ポルシェは顧客体験、モビリティ、デジタルライフスタイル、人工知能(AI)、ブロックチェーン、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)などの将来のテクノロジーに関するビジネスモデルへの投資に注力。このベンチャーキャピタル活動を通じて、ポルシェは早い段階と成長段階にあるスタートアップ企業への投資を模索している。

例えば、ポルシェはAR(拡張現実)技術を開発するスイスのWayRay社に出資。AR技術を導入した自動車向けヘッドアップディスプレイの実用化を目指す。ヘッドアップディスプレイは、運転に必要な情報をウインドシールドガラスの視野内に投影するもの。車速、ナビゲーションシステムと連携したルート案内など、各種情報を表示する。ドライバーにとっては、視線をそらさずに情報が得られる安全上のメリットが大きい。

ポルシェが目指すARヘッドアップディスプレイは、前方の障害物や駐車可能スペースなどの情報を、ドライバーにリアルに伝える。また、サーキットでの使用も想定されており、理想的な走行ラインやラップタイムなどの情報を分かりやすく表示する。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  3. ホンダ『CR-V』にハイブリッド、日本発売に先駆けプロトタイプ公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. 日産『アリア』改良新型を世界初公開へ、Vモーショングリルのない新デザインに…ジャパンモビリティショー2025
  5. メルセデスベンツ『GLA』次世代型をいち早くプレビュー! 斬新なテールライト装備?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る