定額タクシー運賃の実証実験を実施 迎車料金変動サービスも

(イメージ)
(イメージ)全 2 枚

国土交通省は、タクシーサービスの進化に向けて、新たなサービス「変動迎車料金」と「定額タクシー運賃」の実証実験を10月1日から実施すると発表した。

多様化する移動のニーズに対応するため、2017年度に「事前確定運賃」と「相乗りタクシー」の実証実験を実施した。今回、タクシーサービスの進化と地域ニーズに応えるサービスを実証する。

「変動迎車料金」は過去の輸送実績から時間帯毎のタクシー需要を判断し、それに応じて段階的に価格を変動させる迎車料金サービス。閑散時の「迎車料金が安ければタクシーを利用したい」といった潜在的ニーズや、混雑時に「少し高い料金を払っても優先的に配車を受けたい」といったニーズに柔軟に対応する迎車料金制度の導入を検討し、需要喚起と運行効率化によるタクシー事業者の生産性向上を検証する。

10月1日から11月30日まで大和自動車交通グループ、国際自動車グループ(東京都中央区、港区)、日本交通グループ(東京都特別区、武蔵野市、三鷹市)で実施する。

「定額タクシー運賃」は利用可能区域や利用回数などの条件の範囲内で、一定期間、定額で乗り放題の運賃サービス。運転免許を返納した高齢者の通院、共働き夫婦の子どもの通塾など、地域の実情に応じた移動ニーズに対し、地域の足として割安なタクシーサービスを提供する定期券のような運賃を検討し、全国各地へ取組を広げていくための課題や実現可能性を検証する。

10月1日から12月21日まで、全国7地域で実施する。十勝中央観光タクシー(北海道帯広市など)、郡山観光交通(福島県郡山市)、白河観光交通(福島県白河市)、大和自動車交通グループ(東京都立川市など)神奈中タクシーHD(神奈川県厚木市など)、フクモトタクシー(岡山県真庭市)、第一交通産業グループ(福岡県北九州市など)。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. 4億円オーバーのV12エンジン搭載「完全アナログ」なハイパーカー登場!
  3. マッスルカーにはやっぱりエンジン!新型『チャージャー』登場に「センス抜群!」「これなら日本でも」など反響
  4. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  5. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る