秩父鉄道のSL列車は11月まで運休…不具合のC58、修繕に相当な日数を要する模様

10 ・11月の運休が決定した秩父鉄道の『パレオエクスプレス』。
10 ・11月の運休が決定した秩父鉄道の『パレオエクスプレス』。全 1 枚

埼玉県の羽生駅(羽生市)と三峰口駅(秩父市)を結ぶ秩父鉄道は10月2日、熊谷~三峰口間で運行しているSL列車『パレオエクスプレス』を10・11月も運休させると発表した。

『パレオエクスプレス』のけん引機であるC58形蒸気機関車363号機(C58 363)は、9月27日午後に行なわれた点検作業で不具合が発見され、9月28~30日の『パレオエクスプレス』は電気機関車によるけん引となった。

その後の調査の結果、修繕に相当な日数を要することが判明し、秩父鉄道では「蒸気機関車の修繕状況、2018年12月以降の運転予定につきましては、別途お知らせいたします」としている。

C58 363は1944年に製造されたテンダー式蒸気機関車で、1972年に廃車された後は現在の埼玉県鴻巣市の小学校に保存されていた。しかし1987年3月には「'88さいたま博覧会」の開催にちなんで車籍が復活することになり、JR東日本が承継。同年12月には埼玉県北部観光振興財団の所有となったことで秩父鉄道へ移り、1988年3月から『パレオエクスプレス』での運行を始めている。2003年からは秩父市の所有を経て秩父鉄道の所有となっている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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