メルセデスベンツ Bクラス 新型、7年ぶりにモデルチェンジ…パリモーターショー2018

スポーツツアラーの性格を強調

ミッドサイズ車に匹敵する室内

音声認識アシスタント付き「MBUX」でサービス

メルセデスベンツ Bクラス 新型(パリモーターショー2018)
メルセデスベンツ Bクラス 新型(パリモーターショー2018)全 15 枚

スポーツツアラーの性格を強調

メルセデスベンツは10月2日、フランスで開幕したパリモーターショー2018において、小型MPV『Bクラス』(Mercedes-Benz B-Class)の新型をワールドプレミアした。

従来型Bクラスは2世代目モデル、フランクフルトモーターショー2011で発表された。新型は3世代目で、およそ7年ぶりのモデルチェンジとなる。

新型Bクラスは、スポーツツアラーとしてのスポーツ性に重点を置いて開発。エクステリアは、現行モデルよりもダイナミックなデザインを追求。2729mmのロングホイールベースに短いオーバーハング、わずかに下がったルーフライン、最大19インチのタイヤ&ホイールなどが、スポーティさを強調する。
メルセデスベンツ Bクラス 新型メルセデスベンツ Bクラス 新型
リアは、バンパーに組み込まれたディフューザーや、クロームトリムストリップ、リフレクターが特徴。大型ルーフスポイラーは、エアロダイナミクス性能を高める。Cd値は0.24で現行モデルの0.25から改善。車両の前部面積を小さく抑えており、メルセデスベンツによるとクラス最高のエアフロー特性を備えているという。

ミッドサイズ車に匹敵する室内

インテリアは、室内の幅を現行モデルよりも33mm拡大して1456mmとし、ゆとりを追求。メルセデスベンツによると、とくに前席のひじ周りの空間は、ミッドサイズ車に匹敵するという。運転席の地上高は、新型『Aクラス』よりも90mm以上高い。ヘッドルームは、現行よりも増えている。
メルセデスベンツ Bクラス 新型メルセデスベンツ Bクラス 新型
新型Bクラスには、最新のデジタルコクピットを設定。最大で10.25インチの2つの高精細ワイドディスプレイが用意される。この2つのディスプレイを一枚のガラスカバーで融合したコックピットディスプレイとした。オプションで、ヘッドアップディスプレイも設定する。

音声認識アシスタント付き「MBUX」でサービス

また、新型Bクラスには、メルセデスベンツが開発した「MBUX」も採用。音声認識アシスタントを採用、「ヘイ、メルセデス」と呼びかけるだけで、ユーザーの求めるさまざまなサービスを提供する。
メルセデスベンツ Bクラス 新型メルセデスベンツ Bクラス 新型
新型Bクラスには、最新の先進運転支援システム(ADAS)を導入。メルセデスベンツの最上級サルーン、『Sクラス』用の技術を搭載。歴代Bクラスで初めて、特定の状況下において、部分的な自動運転を可能にする。改良されたカメラシステムとレーダーシステムを使用して、地図やナビゲーションデータを活用しながら、最大500m先の交通量を予測。「アクティブディスタンスアシスト」の「DISTRONIC」が、ドライバーを支援。「アクティブ緊急停止アシスト」や「アクティブレーンアシスト」も採用している。

新型のパワートレインには、1.33リットルの直列4気筒ガソリンターボエンジンを設定。最大出力は136hpと163hpの2種類のチューニングが存在する。トランスミッションは、7速デュアルクラッチの「7G-DCT」を組み合わせている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. いすゞ『ギガ』など大型・中型トラック1万6780台をリコール…シートサスペンション不具合
  2. ケーニグセグ、1625馬力の新型ハイパーカー『サダイアズ・スピア』発表
  3. 「クラシックmini」がレストモッドで蘇る! 限定生産で約1490万円から
  4. なぜ? 日産 リーフ 新型がクロスオーバーSUVに変身した理由
  5. 【マツダ CX-60 MHEV 新型試乗】買い時とグレードのチョイスに迷う存在…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る