定規といっしょにキズの写真を撮る理由…お得な輸入車からコアな掘り出し物まで【カーセブンの中古車】

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BMW 320i(カーセブン宮崎台店)
BMW 320i(カーセブン宮崎台店)全 18 枚

クルマ買い取り大手のカーセブンは、買い取りだけでなく、中古車の販売も行っている。カーセブンの中古車販売が他社と大きく違うところは、「自社で買い取った車両」を直接販売する、という点だ。

そのようにして販売されるクルマは、日本全国から問い合わせが届き、実車を見ないまま購入されるケースもあるという。そこには、自社で買い取った車両を販売するカーセブンだからこその理由があった。カーセブン宮崎台店の大塚雅美店長に話を聞いた。

なぜカーセブンの中古車は安いのか


「買い取りはこのあたりのエリアが多いですが、販売はそれこそ日本全国から問い合わせをいただいていますね。ついこの間も、熊本のお客様に、実車を見ずに購入いただきました。」と大塚店長は笑顔を見せる。

しかしまた熊本とは、宮崎台店がある川崎市からはかなり距離がある。それでも問い合わせるのは、カーセブンの中古車がそれだけ安いからだ。なぜ安いのか。自社で買い取った車両だからである。

大塚店長はこう説明する。

「なぜ安く売れるのか。それはお客様から直接買い取っているからです。普通だと中古車オークションで仕入れて販売するのでしょうが、それだと車両価格に、買取業者の利益、オークション業者の利益、販売店の利益が乗ってきます。その点、自社で買い取った車両であれば中間マージンがないので、カーセブンの利益を乗せたとしても、販売価格を安く設定できます。カーセブンの中古車は、すべて自社で買い取った車両です」。

店頭に並ぶのは買い取ったうちの半分


価格が安いから全国から問い合わせがある。それは分かるが、不思議なのは、なぜ実車を見ないまま買えるのかということだ。中古車とはいえ、決して安い買い物ではない。しかも中古車の程度は千差万別。実車を確認せずに買うのはリスクもあるのではないか…とつい筆者は思ってしまうが、それには納得の理由があった。

カーセブンの中古車は、外部機関による鑑定書と保証制度も用意されているうえ、自社買い取りなのでそのクルマの素性が分かるという大きなメリットがあるのだ。

大塚店長は、遠方から買うとなると安心感がないと買っていただけない、と話す。

「買い取ったクルマは、きちんとした外部機関で鑑定してもらっています。なかには鑑定を複数社から受けている車両もあります。そのうえで、事故歴があればきちんと開示しています。熊本の方とは、ご連絡をいただいてから電話とメールでやりとりしました。前オーナーが手放した理由もです。例えば、家族が増えたのでミニバンに買い換えることになり、とても大事にしていたクルマだけど手放した、といった話です。

もちろん100%買い取り車両だからといって、すべてのクルマが状態が良いわけではありません。当社で販売する基準を満たしている車両だけを売っていますので、買い取った車両のうち、販売できるのはだいだい半分くらいです。逆に言うと、それだけ自信を持って売ることができる車両だけを売っているということです」。

定規と一緒に写真を撮る気配り


また大塚店長は、安心して買ってもらうために、お客様に不利なことも隠さず伝えするようにしていると話す。

「たとえばボディにキズがあれば、定規と一緒にキズの写真を撮って、そのキズがどの程度のものなのか客観的に伝わるように工夫しています。キズの大小は個人の捉え方によるからです」。

こういった工夫の積み重ねが、実車を見ないままでも安心して購入できることにつながっているのだろう。

「熊本のお客様には、最終的には熊本にあるカーセブンまで陸送し、店頭で納車させていただきました。同時に、それまで乗っていたクルマを下取りさせていただくこともできました」と大塚店長は振り返った。

買ったあとの保証制度も


クルマを買ったあとの保証制度も充実している。無償にもかかわらず、国産車のみとなるが半年間の保証期間(1ヶ月の免責期間あり)かつ走行距離は無制限。

さらに有償プランは、輸入車も加入でき、最長3年の保証期間を設定できる。「車種や期間に応じて金額が変わるので、都度相談させてください」(大塚店長)とのことだ。

車検があるうちが売り時


自社買い取りのメリットは、買い取りでも発揮される。中間マージンがないのは買い取りも同じだからだ。

「店頭で販売できる状態の車両であれば、かなり頑張れます!オークションよりもいい値段で買い取ります」と大塚店長はアピールする。

さらにクルマを売るときの意外なポイントとして、大塚店長は車検の残り期間を指摘した。

「車検が半年から1年ほど残っていると、販売するときの諸経費が少なくてすむので、初期費用を抑えたいというお客様にアピールしやすいので有利です」。

今の時期は売るタイミングとしてどうなのかとたずねたところ、「年末までもうすぐなので、年式が古くなる前に売るという手があります。そのほか時期的には、やはり3月は動きもいいのでいい値段が付く傾向がありますね。」と応えてくれた。

高年式低走行の輸入車が多い


取材したカーセブン宮崎台店は、神奈川県川崎市の中部に位置し、横浜市とも隣接するエリアだ。大塚店長は、神奈川県の郊外にある平塚店から異動してきたとのこと。地域の特徴について聞くと、

「平塚店と比較すると、高年式で低走行の輸入車が多い印象ですね。ドイツ車やフランス車などの割合が、他の地域と比べると高く感じます。このあたりは、電車一本で渋谷まで出られますし、クルマがないと生活に困るという地域ではないので、あまり距離を乗らずに売却される方が多いのかもしれません。それから企業経営者の方もいらっしゃる地域なので、ポルシェなどの高級輸入車もたまに入庫しますよ。」とのことだ。素性の分かるポルシェを宮崎台店で買う、というのも狙い目かもしれない。

カーセブン宮崎台店のおすすめ中古車


カーセブン宮崎台店の現在の在庫車両から、おすすめの車種を大塚店長に聞いたところ、真っ先に出てきたのが現行型のBMW『320i』だ。平成26年式で走行3万2000キロ。価格は165万円。タマ数の少ない現行型で低走行車両、ワンオーナーという好条件はなかなか無いだろう。

大塚店長は、「新車が450万円前後なので、まだ4年落ちの現行型ですが、価格は3分の1くらいになっています。すごくお買い得だと思いますよ」とアピールする。

つづいては、VW『 ゴルフヴァリアント TSIトレンドライン』だ。2013年式の、いわゆるゴルフ6にあたる世代で、価格はなんと77万円。

「同じ車種を、初めて車を買うお客様に買っていただいたことがあります。ゴルフをされるということだったので、ゴルフバッグを楽に載せられて、でも扱いやすいボディサイズで、立体駐車場にも入ります。国産ではこのサイズのワゴンはあまり選べませんからね」。

荷物が多い子育て家族が、長距離でも快適にドライブできるミニマムなサイズ。ダウンサイジングターボとDSGで燃費も悪くない。エアバッグもカーテン&サイド含めてフル装備という点も魅力的だ。

そのとなりのBMW『120i』のプライスタグは、なんと39万円。人気のパールホワイトで、見たところ程度も良いが、大塚店長は「ある程度輸入車に慣れていないと、あまりオススメしない」という。

「年式が少し古いので、これからマイナートラブルが出てきてもおかしくない。国産車とは違うので、(内装の経年劣化など)日本の気候にあわない部分も出てくる可能性がある」からだ。

さて、最後の2台はちょっとマニアックなモデルを紹介しよう。まずは真っ赤なスバル『インプレッサ WRX STi』だ。2010年式で走行4万キロ、価格は134万円。この年式はセダンになる前のハッチバックのWRXで、往年のフレンチロケットのように大きく張り出したフェンダーが、塊感のあるマッシブなボディにとてもよく似合う。

そしてこういったスポーツカーこそ、カーセブンで買う意味があるというものだ。直接買取車両なので、どのように扱われてきたのか、なぜ手放したのか、素性が分かる安心感は価格には代えがたい価値だろう。

そしてもう一台は、ダイハツ『エッセ』のMT車だ。2009年式で走行1万8000キロ。価格は39万円。エッセといえば、ファニーなスタイルと超軽量ボディーで、一部のクルマ好きが注目する車種だ。実車は黒いボディに13インチの鉄チンホイールを履き、なんとも愛らしい。

大塚店長によると、「軽自動車のマニュアルは探している方が一定数おり、問い合わせもいただいています」とのことだ。読者の中でも探している方がいればすぐにでも連絡を。遠方でも安心して買えるはずだ。

※中古車の在庫状況、価格は10月1日時点のものです。詳細は店舗にお問い合わせください。

カーセブン 宮崎台店についてはこちらから

《佐藤耕一》

日本自動車ジャーナリスト協会会員 佐藤耕一

自動車メディアの副編集長として活動したのち、IT企業にて自動車メーカー・サプライヤー向けのビジネス開発を経験し、のち独立。EV・電動車やCASE領域を中心に活動中。日本自動車ジャーナリスト協会会員

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