「ハニーバジャーがレースのどこかで顔を出す」ダニエル・リカルド…F1日本GP

レッドブル・タグホイヤーアストンマーティンのダニエル・リカルド選手
レッドブル・タグホイヤーアストンマーティンのダニエル・リカルド選手全 8 枚

アストンマーティンジャパンは10月3日、東京青山のアストンマーティン青山ハウスにおいて、F1日本グランプリのプレイベントとして、アストンマーティン・レッドブルレーシングF1イベントを開催。F1ドライバーのダニエル・リカルドも登場した。

F1グランプリ2018シーズンは、9月30日に第16戦ロシアグランプリが終わり、レッドブル・タグホイヤーアストンマーティンのコンストラクターズポイントは、メルセデス、フェラーリに次いで第3位となっている。そしてドライバーズポイントはマックス・フェルスタッペンが5位、ダニエル・リカルドは6位だ。「ロシアグランプリにおいては不運にも2台ともペナルティを受けて、かなり後方からスタートしたが奇跡的な追い上げを見せ5位と6位と入賞を果たした。鈴鹿グランプリにおいては優勝を目指して頑張ってもらいたい」と、アストンマーティンジャパンマネージングダイレクターの寺嶋正一氏は期待を語る。

このイベントに駆け付けたダニエル・リカルド選手は、「ロシアグランプリを先週末に終え、日曜日の夜にロシアを飛び立ち月曜日の午後から日本を楽しんでいる。お寿司など日本では楽しみがたくさんあるのでリラックスしている」と笑顔でコメント。そして、「きょう、実は書道で“勝”という字を書いた。筆が重たかったが楽しかった。昨年は剣道を挑戦するなど、日本の文化に親しむのも来日の楽しみだ」と日本に好意的な様子だ。

今週末の鈴鹿サーキットでのグランプリについて質問されると、「天気も気になるが、とにかく表彰台に上ってシャンパンを掲げたい。モナコ以来のシャンパンが本当に恋しい」。また、「ロシアグランプリの結果まではメルセデス勢が首位で、次いでフェラーリが来ているが、最近少し調子を落としているので今が狙い目だ。ここで我々が競り勝って表彰台に是非とも登りたい」という。

また、ダニエル選手の愛称は“ハニーバジャー”。これはイタチ科のラーテルだ。「小さくて可愛い顔をしているが油断していると結構危険な動物で、そんなラーテルのキャラクターが非常に好きで自分でもハニーバジャーと名乗っている。このハニーバジャーがレースのどこかで顔を出すと思うので期待していてほしい」と意気込みを語る。

そして、「レースの最中は集中力を要するが、実際にレースをしている時、たまに、もしかしてこのレースがつまらないものになってはいないかと感じてしまうことがある。その際は観客をどのようにここから楽しませるか、どんなパフォーマンスをしたらみんなが楽しんでくれるかということが頭の中をぐるぐると回っている。概して常にレースをしている時にはどんなパフォーマンスを繰り出したら皆さんがより楽しんでくれるかに終始している」と話す。

最後にワールドチャンピオンに関しては、「おそらくルイス・ハミルトンだろう。彼の今の実力はそれに値するものだと思う」と述べた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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