ホンダ NSX のGT3レーサーに「エボ」、新開発ターボやエアロで戦闘力向上

アキュラ(ホンダ)NSX GT3 エボ
アキュラ(ホンダ)NSX GT3 エボ全 5 枚

ホンダの海外向け高級車ブランド、アキュラは10月12日、現行『NSX』のレーシングカーの「NSX GT3」の進化版、「NSX GT3エボ」を発表した。2019年から世界のモータースポーツに投入される予定。

画像:アキュラ(ホンダ)NSX GT3 エボ

NSX GT3は、現行NSXをベースに、FIA(国際自動車連盟)のGT3レギュレーションに適合させたレーシングカー。ミッドシップには、市販車のNSXと同じ3.5リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載。エンジンブロック、ヘッド、バルブトレイン、クランクシャフト、ピストン、ドライサンプオイル潤滑システムは、市販車から流用する。トランスミッションは、6速シーケンシャル。

NSX GT3の市販車との最大の違いは、ハイブリッドシステムが搭載されない点。エンジンのパワーだけが後輪を駆動するMR(ミッドシップ・リアドライブ)車となり、市販車のNSXの特徴である前/後輪へのモーターパワーのアシストはない。これは、FIAのGT3レギュレーションが、ハイブリッドと4WDを禁止しているため。

すでにNSX GT3は、北米、欧州、日本、アジア、オーストラリアなど、世界のモータースポーツに実戦投入され、成果を上げている。そこでアキュラは今回、NSX GT3の進化バージョンのNSX GT3エボを発表。2019年から、世界のモータースポーツに実戦投入される予定。

NSX GT3エボでは、新デザインのフロントリップスポイラー、ディフューザー、リアバンパーなどにより、空力性能や冷却冷却を向上。新開発のターボチャージャーは、スロットルレスポンス、ブーストコントロール、燃費を改善。ABSのハードウェアとキャリブレーションを見直し、ボッシュ製のディスプレイとデータロガーもアップグレードを受けた。

アキュラは、エンジン寿命が25%延び、部品の耐久性が向上した結果、パフォーマンスが引き上げられ、ランニングコストが削減される、としている。

《森脇稔》

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