ホンダ『NSX』が現代のスーパーカーに転生…JAS×ピニンファリーナ『テンセイ』がイタリアでワールドプレミア

JAS×ピニンファリーナ『テンセイ』
JAS×ピニンファリーナ『テンセイ』全 25 枚

JASモータースポーツとピニンファリーナは10月8日、イタリア・カンビアーノ(トリノ近郊)にて、ピニンファリーナがデザインを手がけたJAS『テンセイ(Tensei)』のワールドプレミアを実施した。

【詳細画像】初代NSXが現代に甦ったJAS×ピニンファリーナ『テンセイ』

同車は1990年型ホンダ『NSX』を現代のスーパーカーへと完全再設計したモデルで、日本語で「rebirth」「reincarnation」を意味する車名「転生」が示す通り、過去のアナログな純粋さと最先端のデジタル・構造技術を融合させた1台となっている。

プロジェクトの発端は、ホンダとともに約30年のレース実績を持つイタリアの著名なレーシングスペシャリスト、JASモータースポーツのビジョンにある。同社は純粋なドライビングダイナミクスの究極の表現を追求するにあたり、1984年のHP-Xコンセプトを通じてNSXの系譜と歴史的なつながりを持つピニンファリーナに設計を委託した。

JAS×ピニンファリーナ『テンセイ』JAS×ピニンファリーナ『テンセイ』

ピニンファリーナのデザインチームはまず車両のプロポーションから着手。JASモータースポーツが開発した車両アーキテクチャーの全面刷新により、ホイールベース、トレッド幅、スタンス、オーバーハングが見直され、オリジナルより幅広く低く、よりダイナミックなシルエットが実現されている。リアホイールアーチの力強いボリュームや緊張感あるボディラインはNSXとの連続性を保ちながら、現代的な存在感を演出する。空力性能はデザインの付加要素としてではなく、フォームそのものの一部として統合されている。

コックピットはドライビング体験を中心に設計されており、不要な要素を排除したクリーンなアーキテクチャーが採用されている。プレミアムテクニカルマテリアルや精密加工のメタルディテール、幅広いパーソナライゼーションオプションが用意され、レーシングDNAと洗練されたイタリアンデザインが融合した空間となっている。

JAS×ピニンファリーナ『テンセイ』JAS×ピニンファリーナ『テンセイ』

テンセイはミラノ近郊アルルーノのJASモータースポーツ・アトリエにて超限定生産される予定。ビスポークのパーソナライゼーションプログラムにはトリノ近郊カンビアーノのピニンファリーナ・アトリエも関与する。車両には「Design by Pininfarina」のシグネチャーが刻まれる。

ピニンファリーナCEOのパオロ・デラキャ氏は「2つのイタリアの卓越した存在が補完的な専門知識を組み合わせ、真にユニークなプロジェクトを生み出した具体的な例だ」と述べた。エクステリアデザイン責任者のディミトリ・ヴィチェドミーニ氏は「NSXのデザインを単に更新するのではなく、その本質を理解し、今日どのように進化し得たかを想像することが目標だった」とコメントしている。

JAS×ピニンファリーナ『テンセイ』JAS×ピニンファリーナ『テンセイ』

JASテンセイは2026年10月12日から18日にかけてパリ・エクスポ・ポルト・ド・ヴェルサイユで開催されるパリモーターショーにて一般公開される予定で、ホンダ『プレリュードHRCコンセプト』とともに「アルティメット・スーパーカー・ガレージ」エリアに展示される。

《ヤマブキデザイン》

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