お役立ち調整機能研究…ダイヤトーンの場合 IV[サウンドチューニング大辞典]

『ダイヤトーンサウンドナビ』に搭載されている『Pure Audio Mode』の設定画面。
『ダイヤトーンサウンドナビ』に搭載されている『Pure Audio Mode』の設定画面。全 2 枚
カーオーディオならではの楽しみ所であり、かつ、音の良し悪しにも影響の大きいポイントの1つである「サウンドチューニング」について解説している当コーナー。現在は、“ダイヤトーン”ならではの「お役立ち調整機能」をフィーチャーしている。

ここまで3回にわたって紹介してきたが、『ダイヤトーンサウンドナビ』にはまだまだ他にも「お役立ち調整機能」が搭載されている。今回はその中から、細かいながらも“高音質”に効く機能を2つ取り上げる。

1つ目は『Pure Audio Mode』。当機能のあらましは至ってシンプルだ。“デジタルTVチューナーのオン/オフを切り替えられる”というものである。通常のAV一体型ナビでTVチューナーも搭載されている機種の場合、他のAVソースを聴いているときでもTVチューナーには常に電源が供給されている。ソースをTVに切り替えたときにすぐにTVが観られるように、“スタンバイ状態になっている”というわけなのだ。

しかしそうであると、TVチューナーから発せられるノイズの影響を少なからず受けることとなってしまう。しかし『ダイヤトーンサウンドナビ』では任意にデジタルTVチューナーのオン/オフを切り替えられるので、その影響を排除できる。そもそも『ダイヤトーンサウンドナビ』はノイズ対策が突き詰められているのだが、もう1歩踏み込んだ領域までそれが徹底されている、というわけなのだ。

これと似た機能がもう1つある。それは『リアスピーカー用アンプ設定』だ。オーディオの初期設定の中にリアスピーカー用のアンプ設定の項目があるのだが、従来はここでは、「内蔵アンプ」もしくは「外部アンプ」このいずれかを選ぶしかなった。しかし現在はそこに「なし」が追加されている。内蔵パワーアンプの2ch分でフロントスピーカーを鳴らしリアスピーカーは鳴らさない、という場合には「なし」を選ぶことにより、リアスピーカーchをオフすることができる。結果、使わないリア用chから発生し得るノイズの影響を排除できるのだ。

この2つの機能は、実際に音が良くなるというメリットに加え、“精神衛生上”でも利点があると言っていい。とことん音質にこだわれるので、その意味でもすっきりした気持ちで音楽を楽しめるのだ。

今回はここまでとさせていただく。次回も『ダイヤトーンサウンドナビ』ならではの機能解説を続行する。お楽しみに。

【サウンドチューニング大辞典】第4章 お役立ち調整機能研究 その9「ダイヤトーンの場合 lV」

《太田祥三》

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