ルネサス、アマゾンと連携して予測運転技術を使ったクラウドサービスを開発

ルネサスのコネクテッドカー用ソフトウェア開発ツール。車両データを活用したクラウド連携の車載アプリケーションが開発可能になる
ルネサスのコネクテッドカー用ソフトウェア開発ツール。車両データを活用したクラウド連携の車載アプリケーションが開発可能になる全 1 枚

ルネサスエレクトロニクスは、車両データを活用したクラウド連携サービスの開発を加速させるため、ルネサスの車載用SoC「R-Car」に対応する「コネクテッドカー用ソフトウェア開発ツール(SDK)」の提供を開始した。

さらに、アマゾン ウェブ サービス(AWS)と提携することにより、AWSが提供する豊富なクラウドサービスと、エッジとなる車両データを連携したサービスを開発することが可能になる。走行状況やドライバの状態など車両側のデータと、工事や渋滞などの道路状況や天候、地図などクラウド側のデータを、リアルタイムに組み合わせて、例えば天候と空気圧の状態から最適なルートをお勧めするなど、予測運転技術でドライバに合わせたサービスを開発することが可能になる。

ルネサスは、アクセルやブレーキ、ハンドル角度など車両データを使用できるシミュレータと、車両データを管理するエッジコントローラ、ドライバモニタリングなどのアプリケーションと連携するVehicle API、そしてクラウドと接続するインタフェースを開発。新開発ツールは、R-Carへのデプロイツールを含む評価版と商用版を用意。評価版はR-Carコンソーシアムの会員向けに先行して12月より提供を開始し、2019年第一四半期に一般に提供を開始する予定。

今回の開発ツールの最大の特長は、クラウドサービスを単にクルマに導入させるのではなく、クラウドのビッグデータを基に構成されたアルゴリズムを活用して、リアルタイムな車両データとクラウドで蓄積されたデータを連携させたアプリケーションが開発できるという点。これにより、刻々と変化する車両とクラウド双方のダイナミックデータを活かしたアプリケーションを開発できる。

また、本開発キットは、ドライバモニタリング等のデータと連携する拡張性も持つ。例えば、燃料や空気圧などの車両側のデータと、クラウドが予測する天候や道路のデータに加えて、ドライバの緊急性や運転スキルを考慮して計算し、最適なルートの提案や運転のコーチングをするといった予測運転支援を行うことが可能。こうした新たなサービスが実現すれば、ドライバの利便性・安全性の向上だけでなく、自動車メーカー、販売店、物流、保険、レンタカーなどのモビリティ事業の拡大や付加価値の拡大、またサービスレイヤの新規事業の参入を加速させ、モビリティ時代の進化に革新をもたらす、としている。

《丹羽圭@DAYS》

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