トヨタ、SDL対応ナビを使ってLINEのClova Autoのデモを披露…CEATEC 2018[動画]

LINEのClova Autoをインストールした参考出品のナビ。
LINEのClova Autoをインストールした参考出品のナビ。全 5 枚

トヨタはSDL(スマートデバイスリンク)に対応したDOPナビを12月3日に発売する。10月16日より幕張メッセ(千葉市)で開幕するCEATECのトヨタブースではLINEが開発した「Clova Auto」を使ったその活用例が紹介される。15日は報道関係者にその模様を公開した。

トヨタが発売するSDL対応ナビは、この夏に発売したT-Connect対応ナビの下位に位置する、エントリーモデルとして発売されるもの。スマートフォンと連携したスマホアプリを使い、車載器に実装されたアプリと同じように様々なサービスが利用可能になる。注目すべきはSDLがオープンプラットフォームとなっていることで、これによりサードパーティのアプリ事業者が参入しやすくなる一方、ユーザーは好みのアプリを自由に選択して利用できるメリットが生まれる。

LINEが提供するClova Autoはそのアプリの一つで、VUI(ボイスユーザーインターフェース)を活用し、運転をしながらでもLINEのメッセージを送受信でき、目的地の天気を調べたり、音楽を聴いたりすることなどが可能になる。さらに今後は、Clova AutoとClova Home、スマホのLINE Clovaの3つをシームレスに連動させることで、スマホを見ることなく車内から音声で家電を操作できるようにもなるという。

ただ、これだけでは既に普及しているスマートスピーカーを利用したのと大きく変わらない。最大の違いは、トヨタが持っている高品質の地図とナビ機能、加えてプローブを活用した渋滞情報を活用できることだ。これによって、LINEを接点とした高精度な道路状況予測が反映できるようになる。トヨタとしては、SDLを活用することで、スマホとクルマをつなぎ、安全かつ便利で快適なモビリティライフを提供していく考えだ。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 日本にはないアバルトの高性能SUV、『パルス アバルト』が大胆イメチェン!
  4. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る