英国自動車生産6.6%減、EU離脱に向けた不安定な情勢が影響 2018年1-9月

総生産台数117万1765台を英国向けと輸出分で分けると、英国向けが22万0317台。前年同期比は18.6%減と、2桁の落ち込み。輸出分も95万1448台にとどまり、前年同期比は3.3%のマイナス。英国自動車工業会によると、英国のEU離脱に向けた不安定な情勢、世界的な貿易の緊張、新燃費基準のWLTPなどが、生産減少の要因という。
なお、英国に生産拠点を置く主要自動車メーカーは、トヨタ、ホンダ、日産、ジャガー・ランドローバー、BMWグループのMINIとロールスロイス、フォルクスワーゲングループのベントレーなど。
2017年の英国自動車生産台数は、167万1166台。前年比は3%減とマイナスに転じた。
英国自動車工業会のマイク・ホーズCEOは、「この数字が、英国自動車産業が直面する多くの課題を示している。 2018年は激動の1年であり、自動車業界は安定を求めている」と述べている。
《森脇稔》