ソフトバンク、フィリピンで三輪EVの新公共交通システム実証事業…エネルギー消費を85%以上削減

EVエコシステム概要
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ソフトバンクとNEDOは、フィリピン・マニラで、電気で走行するトライシクル(EV)とEVエコシステムを組み合せた新公共交通システムの実証事業を完了。ガソリン車と比べて85%以上のエネルギー消費量削減を達成した。

フィリピンは、排ガスによる大気汚染、騒音、交通渋滞といった交通に起因する環境負荷問題の解決方法の一つとして、同国で広く普及しているガソリン三輪車に着目し、これらをEVに変えて環境負荷低減を図る動きがある。一方でEV普及のためには、充電インフラや利用を支えるITや運用サービスなどの仕組み、車両のメンテナンス体制、資金面の仕組みを整える必要がある。

このような背景のもと、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、2016年4月にフィリピン貿易産業省とイントラムロス監督庁との間で、電動三輪自動車とEVエコシステムを組み合わせた新公共交通システムの導入・普及に向けた実証事業を実施することに合意。ソフトバンクを委託先として選定し、2016年10月から2018年9月まで約2年間、同国マニラ市内の観光・文教地区であるイントラムロスに実証サイトを設けて実証実験を実施した。

今回の実証で用いたEVエコシステムは、「サービスプラットホーム」、「個別認証を含む充電インフラ」、「運行管理・アセット管理をするテレマティクス」、「車両に搭載する通信機器」の4つから構成。これらを一つにパッケージ化してサービスとして提供することにより、「正確な定期運行」、「車両の稼働率管理」、「充電管理」、「システム(技術)の汎用化」を実現し、公共交通機関として従来のガソリン三輪車を導入した場合と比べ、85%以上のエネルギー消費量削減を達成した。

ソフトバンクは今後、今回の実証事業サイトをショールームとして活用することで、フィリピン国内への新公共交通システムの導入・普及を図り、排気ガス・エネルギー消費量削減への貢献を目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

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