川崎重工業の2018年4~9月期のモーターサイクル&エンジン事業は増収減益となった。
先進国の二輪車販売台数は前年同期と横ばいの6万4000台だったものの、新興国が前年同期比14.0%増の16万3000台と大幅に伸びた。四輪車・PWCは同11.1%増の3万台だった。
同事業の売上高は先進国二輪車や四輪車の増加で、5.5%増の1444億円と増収だった。営業損益は増収の効果があったものの、販売管理費や販売促進費の一時的な増加や米国での鋼材などの資材価格上昇の影響で悪化、46億円の赤字だった。前年同期は20億円の赤字で、赤字幅が拡大した。
通期業績見通しは前提為替レートの見直しなどで上方修正した。売上高は前回予想より100億円増の3450億円、営業利益が10億円増の160億円となる見通しで、前年同期と比べても増収増益となる予想。
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