カワサキが Z400 発表、新型スーパーネイキッドモデル…EICMA 2018[写真追加]

カワサキZ400(EICMA 2018) (c) Getty Images
カワサキZ400(EICMA 2018) (c) Getty Images全 9 枚

川崎重工(カワサキ)は11月6日、イタリアで開幕した「ミラノモーターサイクルショー2018」(EICMA 2018)において、新型スーパーネイキッドモデルの『Z400』(Kawasaki Z400)をワールドプレミアした。

Z400は、従来の『Z300』の後継モデルに位置付けられる。Z400は、カワサキのスーパーネイキッドのコンセプトを受け継ぎながら、新開発エンジンとシャーシを採用した。従来モデルのZ300に比べて、より軽快なハンドリングを実現し、また低速回転域での出力特性を向上させている。

Z400には、排気量399ccの水冷4ストローク並列2気筒ガソリンエンジンを搭載する。大容量のエアクリーナーボックスとダウンドラフト構造の吸気レイアウトを採用して、吸気効率を高めた。鍛造カムシャフトの採用やギア類の肉抜き、クランクの軽量化、冷却経路の簡素化などにより、エンジン各部の軽量化と簡素化も図った。従来のZ300に対して、最大出力はプラス6hpの45hpを獲得する。

また、車体各部の徹底した軽量化も施した結果、Z400はZ300よりも3kg軽い167kgに重量を抑えた。エンジンとフレームの両方を完全新設計とすることで、エンジン搭載位置を最適化した結果、ショートホイールベース化とロングスイングアームを実現する。

カワサキZ400(EICMA 2018) (c) Getty ImagesカワサキZ400(EICMA 2018) (c) Getty Images

さらにZ400には、視認性に優れたインストゥルメントパネルを採用した。ギアポジションインジケーターを内蔵したアナログタコメーターを中央に見やすく配置し、その脇にマルチファンクションLCDスクリーンをレイアウトしている。

《森脇稔》

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