アウディ自動運転カップ、2018年のテーマは「緊急車両に進路を譲れるか」…1/8スケールの Q2 で競う

アウディ自動運転カップ2018に使用される1/8スケールの Q2
アウディ自動運転カップ2018に使用される1/8スケールの Q2全 3 枚

アウディ(Audi)は11月6日、「アウディ自動運転カップ2018」で使用する自動運転テストカーを発表した。1/8スケールのアウディ『Q2』だ。

「アウディ自動運転カップ」は11月12~14日、ドイツ・インゴルシュタットの「アウディ自動車ミュージアム」で開催される。アウディが製作したテストカーをベースに、8チームがそれぞれ自動運転のアルゴリスムを開発する。センサーからのデータを解析し、状況を正確に把握して、自動運転車を制御するための独自のソフトウェアアーキテクチャーを開発し、その性能を競う。

アウディ自動運転カップ2018で使用する自動運転テストカーには、フロントカメラ、反転カメラ、レーザースキャナ、超音波センサーなどが搭載されている。

今年の自動運転テストカーは、よりインテリジェントになっているという。自己学習のアルゴリズムは、困難な交通状況を迅速に解析するのに役立つ。自動運転プロトタイプ車は、レーザースキャナとフロントカメラから得た情報を分析し、これを評価して走行する。

レース用周回路で遭遇する諸条件の中で、ミスを減らしながら、最短のタイムで走行することが求められる。周回路の設計には、公道で実際に遭遇する条件が反映されており、その中で自動的に障害物を避け、交通標識を認識し、他の車両が次々と横切る交差点を無事に通過して、前を走る車両がある場合は、安全な車間距離を保持することも必要だ。

今年は、緊急車両への対応が重要なテーマとなる。例えば、緊急車両がフラッシュライトやサイレンを作動させながら接近している場合、自動運転テストカーは停止し、交差点では常に進路を譲る必要がある。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
  5. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る