フォルクスワーゲンの電動化のグローバル中核拠点、年間最大33万台のEV生産へ

フォルクスワーゲンの次世代電動車向け車台「MEB」
フォルクスワーゲンの次世代電動車向け車台「MEB」全 1 枚

フォルクスワーゲン(Volkswagen)は11月15日、電動化のグローバル中核拠点として改修中のドイツ・ツヴィッカウ工場について、EVの年間生産能力を最大33万台とする、と発表した。

ツヴィッカウ工場では2019年11月から、「MEB」(モジュラー エレクトリック ドライブ マトリックス)車台を使用した次世代EV、「ID.」ファミリーの生産を開始する。このMEBは、コンパクトカーからSUVや商用バンに至るまで、幅広いセグメントに使用することができる特徴を持つ。

ID.の車台では、モーターがギアボックスとともにリアアクスルに組み込まれ、バッテリーが他のコンポーネントと共に車両のフロア下に効率よく搭載される。モーターからリアアクスルへのパワーの伝達は、1速ギアボックスを介して行われる。WLTP基準による航続は、330~550km。出力125kWhの急速充電システムを利用すると、30 分以内にバッテリー容量の80%を充電できる。

ID.ファミリーとして、ツヴィッカウ工場で最初に生産を開始し、2020年に発売されるのが、フルコネクテッド機能を備えたコンパクトEVの『ID.』だ。同車の価格は、『ゴルフ』のディーゼル仕様とほぼ同じ価格帯になる予定という。ロングホイールベースと短いオーバーハングが特徴で、内燃エンジンが搭載されていないため、前後アクスルを車両のより外側に配置することを可能にした、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 日産が新型ミニバン『タウンスター・エバリア』を欧州発表…EVも設定
  2. 三菱『デリカD:5』ついにフルモデルチェンジへ! 車名は「D:6」!? 2025年内発表か
  3. 高速道路料金も「変動制」導入、来年度から全国的に順次拡大[新聞ウォッチ]
  4. メルセデスベンツ『CLE カブリオレ』に「AMG 53」、電動ターボで449馬力
  5. [VW ゴルフ 50周年]重量増加スパイラルに逆行した第7世代
  6. BMWモトラッド、「自動シフトアシスタント」発表
  7. [音響機材・チョイスの勘どころ]サブウーファー・国産ブランド…小型・薄型モデルのトレンドを分析!
  8. マフラー選びの決め手、『合法性と性能の両立』が求められる~カスタムHOW TO~
  9. 総合商社恐るべし!? 伊藤忠がビッグモーター新会社へ社長・幹部ら50人超派遣[新聞ウォッチ]
  10. 初代レオーネクーペや4WDのエステートバンなど…2024年春季スバルレオーネオーナーズクラブ渡良瀬ミーティング
ランキングをもっと見る