BMW 3シリーズ 新型の量産準備にVR導入…コクピットを仮想で組み付け

新型3シリーズの量産準備にVRを導入したBMW
新型3シリーズの量産準備にVRを導入したBMW全 3 枚

BMWグループは11月20日、新型『3シリーズセダン』(BMW 3 Series Sedan)の量産立ち上げの準備として、VR(バーチャル・リアリティ=仮想現実)テクノロジーを導入した、と発表した。

VRテクノロジーの導入は、新型3シリーズセダンの量産立ち上げを、スムーズに行うのが狙いだ。たとえば、実際に生産を開始する前に、専用のヘッドセットを装着することにより、コクピットモジュールを車両に組み込む擬似体験ができる。システム、ロジスティクス、組み立ての各プランナーは生産現場の従業員とともに、仮想現実の世界で生産領域の全体を評価し、新しい手順を3Dでテストすることができたという。

BMWグループは現実世界とバーチャル・シミュレーションを組み合わせたMR(複合現実)を利用して、車両の開発速度を加速させている。BMWグループはこうした手法の使用に関して先鞭をつけており、家電分野やコンピューターゲーム分野の技術や、増加するコンポーネントや車両機能を極めて現実的に視覚化できる新世代のデータグラスを採用している。

BMWグループがMRを使用する分野のひとつが、車両インテリアの開発だ。ここではコンピューターで生成されたシミュレーションとインテリアのモックアップが組み合わせられる。これにより、将来量産されるモデルのドライビングエクスペリエンスを、包括的なイメージとして開発の初期段階で作成することができる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  4. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る