三菱ふそうキャンター などをリコール 後輪用ブレーキ配管が損傷するおそれ

新明和工業による改善箇所説明図
新明和工業による改善箇所説明図全 2 枚

新明和工業と極東開発工業は12月4日、三菱ふそう『キャンター』などの荷台(ダンプ作動用油圧ホース固縛ステー)に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

新明和工業の届け出で対象となるのは、三菱ふそう『キャンター』、日産『アトラス』、UDトラックス『カゼット』の3車種で、2017年8月7日から2018年2月20日までに製造された1563台。極東開発工業の届け出で対象となるのも同3車種で、2017年8月7日から2018年3月26日までに製造された1443台。

いずれも、小型ダンプトラックのダンプ作動用油圧ホース固縛ステーと後輪用ブレーキ配管の隙が小さいため、走行振動でダンプ作動用油圧ホース固縛ステーと後輪用ブレーキ配管が干渉するおそれがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、後輪用ブレーキ配管が損傷し、最悪の場合、ブレーキ液が漏れて制動力が低下するおそれがある。

改善措置として、全車両、ダンプ作動用油圧ホース固縛ステーと後輪用ブレーキ配管の隙を確認し、隙が小さい場合はダンプ作動用油圧ホース固縛ステーの位置を変更して対策品に交換する。また後輪用ブレーキ配管に損傷があった場合は、ブレーキ配管を新品に交換する。

これまでに不具合は1件発生、事故は起きていない。

自動車技術総合機構からの指摘で発見した。

《丹羽圭@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  2. 日産『リーフ』新型、米国EV最安値の約440万円から…今秋発売へ
  3. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  4. マセラティの最新スーパーカー『MCPURA』、北米デビュー
  5. 「アルパインスタイル仙台R4」がグランドオープン、待望の仙台エリアへ出店
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る