ホンダ、大型4ストローク船外機BF250／BF225／BF200を一部改良

ホンダは、大型4ストローク船外機「BF250（250馬力）」「BF225（225馬力）」「BF200（200馬力）」を一部改良し、12月11日よりホンダ船外機取扱店で販売する。

BF250／BF225／BF200は、新たにV字型フォルムデザインを採用。アンダーケースの外観構造をリブ付きのプロテクト構造として汚れや傷を目立ちにくくし、塩水に強い構造とした。また、エンジンの吸気をカバ－内吸気とファン式強制排熱構造を組み合わせたセミ・ダイレクト吸気とすることで、水の浸入や外観の劣化を抑止。加えて、Vバンクアノードメタルの数を倍増することで、エンジン内の耐腐食性を向上させた。さらに、オイルパンやプロペラシャフトホルダーに新採用したアルミニウム素材や、ボルトの表面防食処理の強化によりエンジン外部の耐腐食性も高めるなど、耐久性の向上を図った。

整備性についても、レベルゲージ用チューブの内径を拡大することで、オイル交換時間の短縮を実現。高圧側燃料フィルターの交換時間を従来の約60分から約5分に、低圧側燃料フィルターの洗浄作業時間を従来の約20分から約5分に短縮するなど、整備時間を大幅に短縮した。

また、BF225／BF200には、これまでBF250で好評だった3.6リットル V型6気筒SOHC・VTECエンジンを新たに搭載。加えて耐久性に優れたギアケースや大径プロペラを新たに採用することで、低回転域から高回転域まで幅広い回転域で優れたトルク特性を実現した。これにより漁船からプレジャーボートまで、さまざまな船舶への搭載を可能とし、多様な用途に対応する。