「自動車らしさ」の完成形、CX-8…河口まなぶ【日本カーオブザイヤー2018-19】

日本カー・オブ・ザ・イヤー2018-2019、10ベスト:マツダCX-8
日本カー・オブ・ザ・イヤー2018-2019、10ベスト:マツダCX-8全 7 枚

「日本カー・オブ・ザ・イヤー2018-2019」では、ボルボ『XC40』が“今年の1台”に決まった。選考委員の河口まなぶ氏は「自動車らしい自動車に触れて満足できる時間も残り少ない」とし、マツダ『CX-8』に満点の10点を投じた。

以下は日本カー・オブ・ザ・イヤーHPに掲載された河口氏のコメント。

☆☆☆

これからコネクティビティや自動運転、シェアや電動化が進み、自動車そのものの価値が大きく変わることを考えれば、もはや自動車らしい自動車に触れて満足できる時間も残り少ない。そんな2018-2019年にあってマツダが送り出したCX-8は、これまでの自動車に求められた価値観やニーズを巧みにまとめ上げた「自動車らしさ」の完成形だと感じた。

デザインでは明確に個性を打ち出した世界観を提示し、メカニズムでは現在ユーザーが求める諸性能をディーゼル/トルコンATを主軸としたパワートレーン、乗り心地の良さとハンドリングを高次元でまとめたシャシーの高い性能で答えた。使い勝手に関しては3列シートで従来のミニバンに代わるものを提案した点にも、ブランド価値を守る意思を感じる。安全でも考えられうるベストな運転支援を備えた上で、諸テストで高い評価が得られるものとした。コネクティビティはいま一歩だが、スマホ連携で及第点をクリアした。

結果CX-8はユーザーがいま素直に「欲しい」と思える、魅力を感じる製品といえる。しかもそれを最も高いモデルであっても450万円以下で実現した、この圧倒的な商品性を高く評価したい。

☆☆☆

河口氏の全投票点数(掲載はノミネート番号順)
トヨタ・カローラスポーツ:5点
マツダCX-8:10点
アルファロメオ・ステルヴィオ:3点
ボルボXC40:4点
フォルクスワーゲン・ポロ:3点

《出典:日本カー・オブ・ザ・イヤーHP》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ハスラー タフワイルド 新型試乗】“クラシック・ミニ”の面持ちを思い出す…島崎七生人
  2. トヨタ『RAV4』新型、5月21日に世界初公開
  3. 昔ほど“馬力アップ”しない? それでも交換する価値がある理由~カスタムHOW TO~
  4. 『ジムニー』のコンプリートカスタムカーをそのまま販売、313万円ですぐに乗り出せる
  5. トヨタのオフロード仕様「TRDプロ」、新色「ウェーブメーカー」で冒険心を刺激…今秋米国設定へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYDが「軽EV」の日本導入を正式発表、2026年後半に
  2. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  3. VWと米ウーバーが提携、『ID. Buzz』の自動運転車を運行へ
  4. 地域再エネ活用の収益を還元、ホンダ N-VAN e:を茨城県神栖市へ無償提供
  5. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
ランキングをもっと見る