ランボルギーニ、2018年もグローバルで大きく成長の見込み

ランボルギーニ ウルス
ランボルギーニ ウルス全 8 枚

アウトモビリ・ランボルギーニ日本は2018年の登録台数を2017年よりも大きく上回ると予想。エキサイティングな年だったと総括した。

これは報道陣向けに行われた年末の懇親会で、アウトモビリ・ランボルギーニ日本マネージングダイレクターのフランチェスコ・クレシ氏がコメントしたものだ。

クレシ氏は2018年、「『ウルス』、『ウラカンペルフォルマンテスパイダー』、『アヴェンタドールSVJ』と多くの新型車を導入した」と振り返り、「2018年は“パッション”に満ちあふれ、“エモーション”に満ちた1年でもあった。この2つのワードは我々にとってとても大切な意味がある。いつもこの言葉を心に留めながらすべての活動においてエクセレンスを追求しているのだ」とコメントした。

そして、2018年はグローバルで「4,500台以上の販売を達成し、新記録を樹立する見込みだ。また、トップ3に入る日本においても販売台数は540台を上回る予想で、二桁の成長を続け新記録を達成できるだろう」と述べる。因みに1から11月末時点での登録台数は522台で昨年同時期の446台を上回り117%の成長となっている(JAIA調べ)。

「当然この成長を維持するためには投資が必要だ」とクレシ氏。サンタアガタボロネーゼの工場は2015年の8万平方メートルから2018年に16万平方メートルまで拡大させた。これによって、「ウルスの生産に十分な能力を確保した」という。さらに研究開発費も売上高の10%以上を投資。クレシ氏によると、「自動車メーカーとして最も大きな投資をR&Dにしている会社だといえるだろう」と話す。

ランボルギーニには大きく3つのプロダクトラインがあり、アヴェンタドールにはSVJが、ウラカンにはペルフォルマンテスパイダーが、そして、新たに加わったSUVのウルスと今年はそれぞれのラインに新たなモデルが投入された。特にウルスは、「他のマーケットと同様日本においても大変高い評価をえている。現在の受注数は今年分は終わり、来年の受注を受けている状況だ。これこそがプロダクトがベストであるという証だろう」と今後の成長に期待を見せた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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