世界初!?「ガソリンつきピザ」ありそうでなかったイッパツ、新コラボ始まる

セルフ代々木サービスステーション・ピザハット代々木店
セルフ代々木サービスステーション・ピザハット代々木店全 6 枚

ガソリンスタンドとピザ屋が合体したところで、とびっきりのニュースじゃないはず。でも、セルフ系ガソリンスタンドによくあるスタッフカウンターフロアが、まるっと宅配ピザ屋に変わっていたら、びっくりする。

【画像全6枚】

ここは東京・代々木。代々木駅から代ゼミを左に見て、小田急線のガードへむかって歩いていく途中にある、「セルフ代々木サービスステーション」。ここに、昭和シェル石油と日本ピザハットの協業店舗 第1号店がオープンした。

その名も、「セルフ代々木サービスステーション」「ピザハット代々木店」。なんのひねりもない、ストレートでシンプルな、併記。ただの併記だけど、「ガソリンスタンドのなかでピザ店舗が営業するというスタイルは国内初。世界初とはいえないけど、セルフのスタンドでピザ屋が営業するというのは、世界的にも珍しい」という。

ガソリンスタンドのとなりにピザ屋があるというシーンは、全国各地にある。この現場が「世界的に珍しい」というのは、予約も支払いも受け取りもイッパツ、というワンストップ。「事前に予約することで、給油しにいったついでにピザ、ピザを取りに行ったついでに給油。という新しい利用シーンが生まれる」と。

「同じ屋根の下でガソリンもピザも手に入れて、ピザを食べたいときにクルマのなかでさっと。しかもアプリやレシートでクーポンを相互利用できるから、ガソリンスタンド来店客が自然とピザハットのファンになっていく。アプリで決済もできるから、現金要らず」(関係者)

もはや、ここまでくるとピザ屋に給油所がついたのか、給油所にピザ屋が入ったのか、わからない外観。ただ、この店舗だけの限定メニュー「贅沢クリーミーホタテ」(期間限定・数量限定)などで、「このガソリンスタンドに行かないとこのピザにはありつけない」といったユーザーの新しい動きが出てくるのがおもしろい。

両社は、「5年以内に協業型店舗を100店舗開発することを計画している」というから、今後も“昭和シェルピザ”がどんどん増えていきそう。地方にとっては、ガソリンスタンドは“安心の灯り”というイメージもあるから、そこで熱々のピザが手に入るとなったら、ファンも増えそうな気配……。

気になるのは、ピザの次。昭和シェル石油の担当者に、「次はレストランとかクリーニングとか?」と聞いたら、「サービスステーションとデジタル技術、異業種を組み合わせて、いろいろな可能性を考えている。ガソリンやメンテナンスを売るだけのサービスステーションから、新しいワンストップの拠点をめざしている」と教えてくれた。

開業前日のきょう12月13日には、昭和シェル石油 森下健一常務執行役員、中央シェル石油販売 佐々木理雅社長、日本ピザハット 中村昭一社長、日本ピザハット 佐野文彦執行役員らが登壇した。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  4. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  5. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る