BASF×GAC R&Dセンター、超小型EVモビリティ3台を共同開発

BASFとおGAC R&Dセンターが共同開発した超小型EVモビリティ
BASFとおGAC R&Dセンターが共同開発した超小型EVモビリティ全 1 枚

独BASFは11月17日、中国・広州汽車の研究開発部門「GAC R&Dセンター」と共同開発した2人乗りの電気自動車(EV)コンセプトカー3台を「広州モーターショー2018」で発表した。

コンセプトカー3台は、BASFのさまざまな素材やソリューションを採用。高齢者、女性など幅広いドライバーのニーズに応えるとともに、世界中の都市部で急速に広がりを見せるカーシェアリングにも対応する。また、BASFとGAC R&Dセンターが共同開発した車体用の外装塗料が、各コンセプトカーのユニークな個性を際立たせている。

シニアドライバー用に設計された2人乗りのEV「2US」は、ユニークな設計の回転式シートベースを装備。高齢ドライバーや同乗者の乗降を支援する。車室内で水平方向に90度回転するメカニズムは、BASFのポリアミド製品「ウルトラミッド アドバンスN」で作られたギアにより、スムーズな操作を実現している。

「2U」は、個性的なスタイルを求める女性向けに設計されたコンセプトカー。BASFのポリアミド成形材料「ウルトラミッド ビジョン」で作られた半透明のトリム部品を使ったユニークなシートデザインなど、様々な可能性を秘めた車となっている。助手席シートの毛皮のような表面は、BASFの3Dプリント材料「Adsint TPU」で実現している。

「2ALL」は、操作の容易さやメンテナンス費用の低減など、カーシェアリング特有のニーズに対応するデザイン要素を複数備えたコンセプトカー。BASFの熱可塑性ポリウレタンエラストマー「エラストランHPM」で作られたフロントバンパーは、傷のつきにくい優れたデザインを実現。熱可塑性ポリウレタン発泡粒子「インフィナジー」で作られたシートの背もたれや底面クッションは、快適性と堅牢性を兼ね備えている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. なぜ? 日産 リーフ 新型がクロスオーバーSUVに変身した理由
  2. 新型EV『マツダ6e』、欧州で今夏発売へ...日本のおもてなしを体現
  3. もしも流行の「2段ヘッドライト」がなかったら…!? 一流デザイナーが斬新なフロントマスクを提案
  4. トヨタ『GRヤリス』にモータースポーツ由来の空力パーツ採用!「エアロパフォーマンス」誕生
  5. カスタムカーの祭典、愛知で初開催!「オートメッセ in 愛知 2025」7月26-27日
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る