大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)は12月20日、「地下空間の大規模改革」についての方針とその具体的なビジョン、夢洲駅周辺開発への参画構想を明らかにした。
これはOsaka Metroが掲げる2018年度から2024年度にかけての中期経営計画実現の第一歩として取りまとめられたもので、「『大阪から元気を創り続ける』ため、『Osaka Metroは社会生活インフラ+活力インフラ』を目指します」とするコンセプトを基に、地下空間の大規模改革として総額595億円をかけて御堂筋線の9駅、中央線の6駅のリニューアルを2024年度までに完了させるとともに、新型車両の導入も予定している。
一方、2025年の開催が決定した大阪万博の会場となる夢洲周辺については中央線の延伸が計画されており、社会生活のインフラとしてのほかに「『活力インフラ』の拠点」として開発に取り組んでいく考えを示している。
延伸区間のコスモスクエア~夢洲間は、万博会場や統合型リゾート(IR)への入口としつつ、トンネルや夢洲駅を「エンターテイメントへの入口」として「新しい体験への期待を高め、ワクワク感を演出」するとしており、大阪を一望できる夢洲駅タワービルの建設も構想されている。