パイオニア、完全自動運転を想定した未来のコクピット提案へ…CES 2019

パイオニアの「コンセプト・コックピット」のイメージ
パイオニアの「コンセプト・コックピット」のイメージ全 1 枚

パイオニア(Pioneer)は12月20日、米国ラスベガスで2019年1月に開催されるCES 2019において、完全自動運転を想定した「コンセプト・コックピット」を初公開すると発表した。

コンセプト・コックピットは、レベル5の完全自動運転を想定した未来のコクピットの提案となる。ドライバーが運転操作を車に任せる完全自動運転では、移動中、ドライバーは運転操作以外のことを車内で行うことが可能になる。

コンセプト・コックピットでは、快適な移動空間を体験することができる。車内空間全体を活用した映像や音による情報提供や、それらをリラックスした状態で操作できるデバイス、生体センシング・フィードバックなどの多様なHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)を提案する。

また、自動運転向けの「3D-LiDAR センサー」も出展する。MEMSミラー方式の3D-LiDAR センサーを3種4モデルに加えて、周辺環境認識アルゴリズムや、地図の生成などに必要な自車位置推定アルゴリズムについて、デモンストレーションや映像を交えて紹介する。

さらに、ルネサス エレクトロニクスの車載情報システムSoC「R-Car」を使用した、カメラとLiDARのセンサーフュージョンのデモンストレーションのほか、2019年以降に発売を予定している3D-LiDARセンサーの新モデルのモックアップも展示する、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  5. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る