【プロが答える】ヘッドライトの黄ばみ取り、DIYでも大丈夫?… 回答 市成ボデー

イメージ画像
イメージ画像全 3 枚

カーオーナーの素朴な疑問  

昔から憧れていた「スカイラインGTSタイプS」を知人から譲り受けました。いろいろメンテナンスしたいと思っているのですが、まずはヘッドライトの黄ばみや曇りを取りたいんです。量販店にある専用キッドを利用して、素人の自分がやっても大丈夫なんでしょうか? プロにお願いすべきか迷っています。
(千葉県・29歳男性・会社員)


プロショップの回答  

スカイラインのGTSタイプSですか。「国産車ビンテージイヤー」と呼ばれる1989年(平成元年)にデビューした名車のひとつですね。ご質問者さんは相当なクルマ好きとお見受けします。


念願の愛車を手に入れて、まずはヘッドライトをキレイにされたいんですね。

ヘッドライトは愛車の大切な「目」です。黄ばみや曇りで光量が足りなくなると車検に通らないケースもある重要なパーツですから、見た目の問題だけでなく、安全なドライブのためにぜひキレイな状態を維持して頂きたいです。

また、最近の新型車のヘッドライトは、デザインが独特で、サイズも大きくなっているので、黄ばみや曇りが目立ちますよね。



ご質問の件ですが、まずはじめに黄ばみについて説明しましょう。
そのうえで、ご自身で簡単にできる黄ばみの除去方法と、プロに任せた場合の違いを説明します。


◆黄ばみの原因

最近のヘッドライトは、材質に「ポリカーボネート樹脂」が多く使われるようになりました。この樹脂は、大サイズかつ独特なデザインでも対応し、割れたときに飛び散らないメリットがあります。

しかしながら、樹脂ゆえに、ガラスよりも紫外線に弱く、キズが付きやすいデメリットもあります。そこで、表面硬度や対候性が弱い点をカバーするために、表面にコーティングが行われています。

長い間紫外線にさらされるなど経年劣化によって表面のコーティングがはがれてくると、紫外線の影響を受けやすく、黄ばみが発生します。

表面コーティングは、女性の指先を美しく彩るネイルの「トップコート」と同じような役割を果たしていると思って頂ければ、わかりやすいと思います。



◆カーオーナさんご自身で黄ばみを除去するには

最近では、量販店などで黄ばみを落とすクリーナーが販売されていますよね。完全とはいきませんが黄ばみ感はクリーナーで落とすことができます。材料代だけですので、あまりお金もかかりません。

しかし、黄ばむ原因に対処していないので、一度はキレイになりますが直ぐにまた黄ばんでしまいます。クリーナーだけでなく、表面をコーティングする溶剤もセットになっている商品もありますので、そういったものを利用すると少しは長持ちするかもしれませんね。



◆プロに任せる場合

施工の内容がまったく違うものになります。キレイな状態が、なるべく長く続くように作業をします。経年劣化やキズなどで、ヘッドライトの表面はデコボコになっているので、まずこれを平らにするために「ポリッシャー」というモーターで回転するミガキ専用の機械を使用して磨きます。

この作業で、黄ばみは完全に除去されます。段々と目が細かいコンパウンド(磨き粉)を使用することで、表面を鏡のようにツルツルに仕上げます(鏡面仕上げ)。


次に、紫外線から守るように表面にコーティングを塗っていきます。使用状況と環境にもよりますが、コーティングすることで、1年間ほど黄ばみが付かない状態になります。

弊社(北海道旭川市・市成ボデー)の場合、施工時間は約2時間です。費用は左右で10,800円。また弊社では、車検時ですと半額の5,400円で施工できますので、ぜひご検討ください。



カーオーナーさんの「質問」に回答してくれたプロショップさんは……   

北海道旭川市にある「市成ボデー」の市成秀人社長です!




<ショップ情報>
市成ボデー
〒079-8422 北海道旭川市永山12条2丁目9番5号
tel.0120-49-86-96
http://ichinaribody.com/

【プロが答える】ヘッドライトの黄ばみ取り、DIYでも大丈夫? … 回答 市成ボデー

《カーケアプラス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る