JVCケンウッドとグラブ、通信型ドラレコ活用のドライバー向けセキュリティの実証実験

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JVCケンウッドは12月21日、グラブ(Grab)と共同で通信型ドライブレコーダーを活用したドライバー向けセキュリティシステムの商用化に向けた実証実験を、インドネシアで本格的に開始した、と発表した。

グラブは東南アジア地域で圧倒的なシェアを獲得しており、個人間のライドシェアやタクシーの配車サービスだけでなく、食料品などの宅配デリバリーや金融サービスなど幅広い事業を展開している。その一方、事業拡大に伴って、グラブの配車サービスに登録しているドライバーの安全確保が課題となっている。

JVCケンウッドのドライバー向けセキュリティシステムは、通信型ドライブレコーダーを核としている。緊急時に使用するボタンを押すことで、車内外の映像や位置情報など各種データをコールセンターへ自動送信できる。これにより、緊急時の迅速なサポートを実現するだけでなく、犯罪の発生を未然に抑制し、ドライバーの安全確保への貢献が期待できる。

実証実験は、インドネシアのジャカルタとメダン、パレンバンの3都市で実施。合計200台のグラブの契約車両にドライバー向けセキュリティシステムを搭載する。12月末までには200台を加えた合計400台の車両に搭載し、本格的な実証実験を行う。

JVCケンウッドは、実証実験の結果を受けて、ドライバーからのフィードバックを参考にしながら、システムの仕様やサービス内容などを両社で検討した上で、2019年初頭の実用化を目指す、としている。

《森脇稔》

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