自動運転車向けマルチカメラ自動洗浄システム、クラリオンが開発

クラリオン マルチ カメラ ウォッシングシステム
クラリオン マルチ カメラ ウォッシングシステム全 1 枚

クラリオンは12月27日、複数の車載小型カメラを自動洗浄する「マルチ カメラ ウォッシングシステム」を開発したと発表した。

今回、これまでの洗浄技術をベースに、複数のカメラ洗浄技術を開発した。

マルチ カメラ ウォッシングシステムは、独自の「カメラ別汚れ検知技術」とエア供給装置・洗浄液供給装置・電磁弁の「洗浄制御技術」を組み合わせたものだ。クラリオンでは、主要カーメーカーと1カメラ洗浄システムを製品化してきたが、今回、この技術を拡充し、新たに複数のカメラの汚れを画像として検知する機能を含むカメラECUを開発。これによりカメラごとの汚れ検知を可能とした。また、洗浄制御技術は、カメラごとに検知した汚れ結果によりポンプECUでエア供給装置・洗浄液供給装置・電磁弁を制御、カメラごとに最適な洗浄モードを実行する。

自動運転システムには、多数のセンサーが車両外部に装着される。特にカメラやLidarといった光学系センサーは、雨や泥や虫などによる表面の汚れが検知性能に影響する。今回のマルチ カメラ ウォッシングシステムは、自動運転の継続性の向上を支援し、かつ洗浄液の消費量を抑制してその補充の手間を低減するなど、ドライバーに快適な環境を提供する。

クラリオンでは、今後もマルチ カメラ ウォッシングシステムの実用化に向け、さらなる技術向上に取り組んでいく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「間違いなく正解」新型トヨタ『RAV4』がSNSで話題沸騰! 注目グレードはやはり「GRスポーツ」
  2. ダイハツ『ミゼットX』に大阪バージョンが登場!“ソロキャン”向けの単座仕様に…Japan Mobility Show KANSAI 2025
  3. トヨタがスーパーカー『GR GT』発表、4リットルV8ツインターボで650馬力以上…オールアルミ骨格採用
  4. 初代『NSX』が現代に甦る、ピニンファリーナデザインのスーパーカー「Tensei」発表…伊JAS
  5. “車内スマホ生活”を強力サポートする、パワフル「USBプラグ」の新作登場![特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る