ミス・ユニバース千葉の二輪教習奮闘記…一ツ山里紗さん、藤原流ライテクを学ぶ

ミニ・ユニバース千葉の一ツ山里紗さんと「STE RIDING SCHOOL」を主催するレーシングライダー藤原克昭さん。
ミニ・ユニバース千葉の一ツ山里紗さんと「STE RIDING SCHOOL」を主催するレーシングライダー藤原克昭さん。全 58 枚写真をすべて見る

教習所で勢い余って木に激突!

東京・赤坂にあるADIVA(アディバ)のショールームで「アディバレディ」として日々お客様の対応をする一ツ山里紗(ひとつやま・りさ)さん。ショールームではアディバやプジョースクーターの魅力を発信する傍ら、2018ミス・ユニバース・ジャパン 千葉やミス・ツーリズム・クイーン・オブ・ザ・イヤー・インターナショナル2018 日本代表などモデルとしても活躍している。

今年(2018年)8月、彼女を取材した際には「不二子ちゃんみたいになりたい!」と二輪免許取得に向けての熱い想いを語ってくれたが、あれから半年、無事免許は取得できたのだろうか? そう思っていた矢先、こんな連絡が入った。

ADIVAショールームでお客様を迎える一ツ山里紗さん。

「教習所で木に激突してしまって…」

なんと! 聞けば、5月ごろから二輪教習に通い始めたものの、レッスンや仕事が忙しくなり、ここ数ヶ月は教習所に行けてなかったそう。そして、先日久しぶりに復帰したところ、クラッチ操作とアクセルの調整がうまくいかず、勢い余って…ということらしい。

「転んだ時は体が痛いっていうより、メンタルがやられちゃって。“不二子ちゃんみたいになりたい”なんて言っていましたが、二輪免許を取るってそんなに甘くはありませんでした。今は“そんなこと気軽に言ってすみません!”って気持ちです」

この一件で、一ツ山さんの中で「バイク=怖い」という先入観が付いてしまった。すでに全技能教習19時間のうち半分はクリアしている。今ここで止めたらこれまでの努力も水の泡になってしまう。

「バイクウェアってゴツいイメージがあったけど、これなら普段でも着られそう」

一ツ山里紗さん。

そこで向かったのは、WGPやスーパーバイク選手権、アジアロードレース選手権など、世界を舞台に戦ってきたレーシングライダー藤原克昭さんが主催する「STE RIDING SCHOOL」だ。スクール名のSTEとはSafety Technique Enjoyの頭文字を取ったもので、「速さ」ではなく「安全、技術、楽しむ」を基本概念に実施される。バイクに乗るための基本をいちから学ぶことができるので、初心者はもちろん、ベテランライダーにも人気のスクールなのだ。

開催場所となる千葉県柏市にある柏南自動車教習所には朝早くからライダーが集まっていた。まずはオリエンテーションからスタート。この日のタイムスケジュールやメニューが参加者に伝えられた。その中には一ツ山さんの姿もある。

まずは体をほぐすための準備運動。

一ツ山さんはこの秋、ライディングアパレルブランド「ヒョウドウプロダクツ」のイメージガールも務めた。そんな縁もあって、今回は全身ヒョウドウのウェアでコーディネート。一見カジュアルなウェアに見えるけれど、実は肩や肘、膝にはプロテクターが入っているため、転んだ時に体を守ってくれる。「事故の際、致命傷になるのは胸部の損傷。だから胸部プロテクターは大事」という本日の講師でもある藤原さんのアドバイスで胸元には胸部プロテクターも装着。

「バイクウェアってゴツいイメージがあったんですが、これなら普段でも着られそうでいいですね。ダウンはウインタースポーツでも重宝しそうだし、色々活用できそう」と、初めて着用するライディングスタイルが気に入ったよう。

「アクセルを開ける加減が分かってきたら、バイクで走るのが楽しくなった!」

レッスンはといえば、他の参加者のみなさんは愛車で、制動、スラロームをこなしていくが、一ツ山さんは、まず二輪への恐怖を払拭することろからスタートするため、特別メニューを組んでもらい、原付バイクでの8の字からスタート。最初は恐る恐るアクセルを開けていた一ツ山さんだが、10周、20周とするうちに、動きがスムーズになってきた。

原付で8の字を練習する一ツ山里紗さん。

「え、私、ちゃんと走れてますか? 先生が優しく丁寧に教えてくれるので怖くないですね」

続いてスラローム。目線の位置や、テンポよくアクセルのオンオフをすることでスムーズなスラローム走行ができるというアドバイスで実践してみる。徐々に慣れてきたので、他の参加者に混ざってレッスン。スラロームの先には、講師である藤原さんがいて、一人一人にライディングのアドバイスをしてくれるから、その人に応じた改善点が分かるというわけ。一ツ山さんもみんなの流れに乗ってスラロームをこなす。さっき以上に笑顔が華やかになる。

ランチ休憩をはさみ、午後は基本的なライディングフォームを教わり、そのフォームを意識しながらコースを周回した。

「こんなにスピードをあげて走ったのは初めてです。でも慣れてくるにつれ、アクセルを開ける加減も分かってきて、バイクで走るのが楽しくなってきました」

教官からスラロームについてのアドバイス。

この日は終日、原付でのレッスンだったけれど、まずはバイクに慣れ、バイクって楽しい!と思えることが今の一ツ山さんにとっては必要だったので、当初の目的はクリアできたと言える。一通りのレッスンを終え、最後にはこの日のメイン講師であり、レーシングライダーの藤原さんの後ろに乗ってコースを走るという、タンデムレッスンも体験。

「このまま倒れちゃうんじゃないかと思うほど、バイクって寝かせられるんですね。後ろに乗せていただいてすごく楽しかったです。私、ジェットコースターが大好きなんですが、ちょっと似てますね(笑)」

一人一人にきめ細やかなアドバイス。

世界を舞台に二輪レースで活躍してきた藤原克昭さんがこのスクールを開催しようと思ったのは「日本ではバイク=危ないという風潮がある。たしかにバイクは危ない乗り物だけど、その危険性を理解し、トラブルを回避する術を身に付けることで、バイクは安全で楽しい乗り物なんだ、と再認識して欲しい」という想いからだそう。

今回、STE RIDING SCHOOLで、基礎中の基礎を学んだ一ツ山さん。バイクに対する気持ちも前向きになり、「バイクって楽しい!」という一言が聞けたことは、スクールを開催した藤原さんの耳にも届いただろう。

年明けから改めて二輪教習を再開するという一ツ山さん。同じ想いを経験しているバイク女子予備軍は少なくないはず。彼女の頑張りはそういった女性たちに向けての応援メッセージにもなるかもしれない。バイクに乗るミニ・ユニバースの誕生はそう遠くはないはず。

一ツ山里紗さん。

一ツ山里紗(ひとつやま・りさ)さんプロフィール
1994年7月30日生まれ
身長:165cm
B:82cm/W:58cm/H:83cm
趣味:旅行、運動すること
特技:陸上競技(ハードル)、日本酒ナビゲート

【コンテスト】
・2018ミス・ユニバース・ジャパン ミス千葉
・ミス・ツーリズム・クイーン・オブ・ザ・イヤー・インターナショナル2018 日本代表
など

【TV】
・SBS TV ふじの国 広報広聴課 ナビゲータ
・全国高校野球静岡大会 TOKAIテレビリポーター
・日本パラオ共和国国際親善大使イメージガール
など

《松崎祐子》

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