「トラック運送サービスを維持するためには一定のコストが必要」、荷主・物流事業者向けガイドライン 国交省が策定

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国土交通省は、トラック運送サービスを安定的・継続的に提供するため、コンプライアンス違反を防止しながら運行に必要となるコスト構成や効率的な運送を可能とする事例について「トラック運送サービスを持続的に提供可能とするためのガイドライン」をまとめた。

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国土交通省では、トラック事業者が適正水準の運賃・料金を収受できる環境を整えることを目的に、2016年7月に学識経験者、トラック運送事業者・荷主などの関係者と関係省庁で構成する「トラック運送業の適正運賃・料金検討会」を立ち上げ、具体的な方策を検討してきた。

同検討会での議論を踏まえ、コンプライアンス違反を防止しながらトラック運送機能の持続的確保を図る上で一定のコストが必要なことについて荷主・運送事業者双方の共通理解を促すため、トラック運送事業のコスト構成や運行事例も含めてガイドラインとしてとりまとめた。

ガイドラインでは法令を遵守した運送機能を安定的・継続的に提供する上で、「車両費」や「ドライバー人件費」、変動する「燃料費」など、運送に必要なコストを説明するとともに、「高速道路・フェリーの効果的な利用」や「荷待ち・荷役時間の抑制・短縮」など、効率的な運送を可能とする運行事例を紹介、燃料価格の変動に対応してコストを回収できる「燃料サーチャージ制」の導入を促している。

国土交通省では今後も、関係省庁間で密接に連携しながら適正運賃収受の実現に向けて、荷主・運送事業者双方に対する働きかけに取り組んでいくとしている。

《レスポンス編集部》

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