マツダ3の開発者とファンの特別なトークセッション…東京オートサロン2019

マツダブースで全員集合
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今回の東京オートサロン(TAS)の話題のひとつが、マツダの新型『マツダ3』。一般公開前の11日に、隣接のホテルニューオータニ幕張で同社の開発担当者と、事前に選ばれたマツダファンとの間で特別なトークセッションが行われた。

ファンとの距離が近いマツダならではの企画。同社のオフィシャルサイト内にある特設ページからメールアドレスを登録した人にのみ、応募詳細が案内されたもので、結果、約500組の応募の中から15組22名が選ばれた。いずれも熱心なマツダファンだ。

お相手となったのは、開発主査の別府耕太氏とチーフデザイナー(CD)の土田康剛氏。午前9時半、選ばれしファンたちはウエルカムドリンクでお出迎えされ、丸テーブルを囲んでのトークセッションが始まった。

こういったショーでは車を作る側の責任者が、ブースの壇上から一方的に話すというのが一般的だが、ここはすぐそばにファンが隣り合っての”お茶会”のようなもの。しかしそれは熱く深く盛り上がった。「3~5年かけた長いスパンで、右脳と左脳を使って考えた」と土田CDが話せば、「新車が出る寸前なのに、先日、中古のNAロードスターを買ってしまった」と別府主査が笑いを誘った。

10時になるとホテルからTAS会場のマツダブースへ、全員で歩いて移動。この間も会話は途切れず、主査/CDの興味深い肉声をファンたちは楽しんだ。

マツダ3のセダンとハッチバックが並んだブース前の特等席に22名が案内され、改めてトークセッションと実車説明が始まった。

「2人は同期入社で寮も一緒だった。主査が彼だったからこのデザインができた。マネジメントの堅物たちを黙らせるから自由にやっていいよと言われた」(土田CD)

「彼は生産現場に一番足を運んだデザイナー。開発と生産、それにデザイナーが一緒にいいモノを作ろうというスタイルができあがった」(別府主査)

「キャラクターラインをなくし、光が写り込むリフレクションを取り入れたので、外に置いた時の車の表情が朝、昼、夜と変わって楽しめる」(土田CD)

「実はオーディオもすごい。スピーカーの位置など徹底的に音にこだわったから、是非聴いてほしい」(別府主査)

小一時間ほど、ここでも開発秘話で盛り上がる。最後は車の置かれた壇上にファンも登って、個別に実車説明をじっくりと受けた。終了後の参加者は、「本当にこんなに近くで主査と二人っきりで話せるなんてびっくりしました」「車で音楽は余り聴かなかったけど、これだったらクラシックも聴いてみたい」「こうしたショーは来たことないが、初公開の車を触りながら担当者に説明してもらい、VIPになったみたい」などと、特別な1日を楽しんだようだった。

この日のスタッフの一人だった国内営業本部の敦賀啓介氏は、「うちの会社はおしゃべり好きというか、表に出たい人が多いんです」と笑う。別府主査が「ダイレクトに伝えたかったし、じかにお客様から話を聞ける貴重な時間でもあるんです」と言うように、マツダはフレンドリーだ。こうしたトークセッションは今回のみならず、全国津々浦々で展開していきたいという。

ホテルでのお茶会はないが、主査/CDのトークショーは12日と13日にもマツダブースで行われる予定。

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《嶽宮 三郎》

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