FCAジャパン、過去最高の販売台数を達成 2018年

アルファロメオ・ステルヴィオ(日本カー・オブ・ザ・イヤー2018-2019、10ベスト)
アルファロメオ・ステルヴィオ(日本カー・オブ・ザ・イヤー2018-2019、10ベスト)全 2 枚

FCAジャパンは1月15日、アルファロメオ、フィアット、ジープ、アバルトの2018通年の合計販売台数が過去最高を記録するとともに、3年連続で2万台超を達成したと発表した。

FCAジャパンの2018暦年の合計販売台数は2万2450台に達し、年間最多の登録台数を記録した。前年比では外国メーカー車市場全体の前年比(1.1%増)約4倍の4.7%増加となった。好調の要因は、各ブランドで限定車を含む商品の充実を図ったこと、各ブランドイメージの高揚に向け、新しいコーポレート・アイデンティティ(CI)に準拠した販売拠点の導入を推進したことなどが挙げられる。

ブランド別では、アルファロメオが前年比39.9%増の2458台。2018年はブランド初の本格SUV『ステルヴィオ』を投入し、新規顧客の開拓に努めると同時に、販売チャネルの専売化および新CIに準拠した店舗展開を加速させることで、ブランド力強化を図ってきたことが販売に大きく貢献した。アルファロメオ正規販売店の数は2018年末時点で47拠点。内25拠点が新CI店舗となり、リニューアル計画は2019年に完了する予定だ。

ジープは2年連続で1万台を突破し、過去最高となる1万1415台を記録した。2018年10月に新型を導入した『ラングラー』およびコンパクトSUV『コンパス』が過去最高を達成するなど順調に推移。新型『チェロキー』も好調なスタートを切ったことが販売増の要因に挙げられる。また、新CIに準拠した正規販売ネットワーク推進もブランド強化に寄与。2016年10月に1号店が完成した新CI店舗の数は、2018年末時点で全78拠点中52店舗にまで増え、リニューアル計画は2019年に完了する予定だ。

フィアット/アバルトも、好調な販売を維持した。アバルトの中核モデル『595』シリーズの販売台数が過去最高を記録。さらに「アバルト 695 リヴァーレ」をはじめとする16種類の限定車で多様な顧客ニーズに応えることで、順調な販売を堅持した。

FCAジャパンのポンタス・ヘグストロム社長兼CEOは、「2019年は、新型エンジン搭載モデルの発売や、数多くの限定車の導入、そして新CI採用の販売店のリニューアルを完了させることで、さらなる販売増を目指す」とコメントした。

《纐纈敏也@DAYS》

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