2018年モータースポーツ顕彰、山本尚貴に決定 SFとSUPER GTの2冠達成

山本尚貴
山本尚貴全 5 枚

鈴鹿サーキットは1月18日、モータースポーツの発展やファン拡大につながる活躍をした個人、団体を表彰する「2018年モータースポーツ顕彰」に山本尚貴選手を選出した。

鈴鹿サーキットでは、1987年からモータースポーツの発展、振興、ならびにファン拡大につながる顕著な活躍、活動、功績を残した個人、団体を対象にモータースポーツ顕彰を、また大きな活躍が期待される個人を対象にライジングアワードを設定し、その功績を広く知ってもらうとともに感謝の意を表してきた。

2018年度も東京運動記者クラブモータースポーツ分科会、JMS(日本モータースポーツ記者会)、JRPA(日本レース写真家協会)、ロードレース記者会の協力のもとに表彰者、団体を選出し、顕彰を決定した。

2018年モータースポーツ顕彰は、全日本スーパーフォーミュラ選手権とSUPER GT GT500クラスのWタイトルを獲得した山本尚貴選手を選出。山本選手は、全日本スーパーフォーミュラ選手権で3戦で優勝を飾り、2013年以来のシリーズチャンピオンを獲得。SUPER GTシリーズでもシーズンを通して活躍し、GT500クラスのドライバーズタイトルを獲得した。

モータースポーツ特別顕彰は、「TOYOTA GAZOO Racing」および「F.C.C. TSR Honda France」を選出した。TOYOTA GAZOO Racingは、ルマン24時間(WEC)で、中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/フェルナンド・アロンソ組がポール・トゥ・ウィンで優勝、ル・マン史上初となる日本人ドライバーと日本の自動車メーカーによる総合優勝を達成した。F.C.C. TSR Honda Franceは、2017-2018世界耐久選手権(EWC)に参戦。第2戦ルマン24時間では、日本チームとして初となる優勝を飾った。また、ランキングトップで迎えた最終戦の鈴鹿8耐では、安定した走りを見せ5位に入り、日本チームとして初となる同シリーズのチャンピオンとなった。

またライジングアワードは、四輪では角田裕毅選手を、二輪では荒川晃大選手を選出。角田選手は2017年よりFIA-F4選手権に参戦。2018年は、全14戦中7戦で優勝を飾る活躍を見せ、シリーズチャンピオンに輝いた。2019年は、フォーミュラ3 チャンピオンシップへのフル参戦が決定し、次世代の四輪レース界を背負う選手として期待を集めている。荒川選手は、2018鈴鹿サンデーロードレース NAT ST600クラスにおいて、10代の選手では史上初となる全戦ポール・トゥ・ウィンで、シリーズチャンピオンに輝いた。また、初参戦した鈴鹿4耐では、5位入賞を果たした。2019年は、全日本ロードレース選手権(ST600クラス)へのステップアップが決定しており、今後のさらなる活躍が期待される。

なお、モータースポーツ功労顕彰は該当なしとした。

《纐纈敏也@DAYS》

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