デンカ、自動車向け放熱材料の生産能力増強 電動化のトレンド

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デンカは1月21日、電動化に伴う自動車向け放熱材料事業拡大に向け、総額約80億円の設備投資を実施し、セラミックス基板および球状アルミナの生産能力を増強すると発表した。

デンカは、窒化珪素セラミックス基板および球状アルミナのトップメーカー。近年、環境対応車向けモーター駆動用パワーモジュールに使用される絶縁放熱部品として同社の高機能窒化珪素セラミックス基板の需要が拡大。また、リチウムイオンバッテリーや各種制御装置向けの熱対策ニーズの高まりなどで、球状アルミナの需要も拡大する見通しだ。

今回、同社は大牟田工場(福岡県大牟田市)に約40億円を投資。窒化珪素セラミックス基板の前工程に最先端の自動化プロセスを導入することで、約3倍(2018年度比)の生産体制を構築する。また、球状アルミナについては、現在同製品は大牟田工場で製造しているが、シンガポールの連結子会社に約40億円を投資し、生産能力を増強。生産拠点の分散によるBCP(事業継続計画)を確立するとともに生産能力を約5倍(2018年度比)に増強し、伸長著しいグローバル市場からのニーズに応える。

《纐纈敏也@DAYS》

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