JR九州は2月6日、新型近郊型電車821系の運行を3月16日から開始すると発表した。
821系は、フルSicパワーモジュール(フルSic)を搭載した省エネタイプの交流専用電車で、国鉄世代の415系より消費電力を70%程度低減。制御機器やサービス用電源を適切に変換する補助電源装置の信頼性向上により、より安全・安定的な輸送ができるという。
運行範囲は鹿児島本線小倉~荒尾間で、編成は従来の811系を併結した7両、または821系単独の3両となる。
運用列車は、上りが博多着基準で6時51分着、11時着、11時29分着、14時27分着、18時58分着、23時58分着(821系3両)の6本。下りが博多発基準で8時12分発、9時58分発、12時41分発、16時46分発、22時20分発(鳥栖~久留米間は821系3両)の5本。
821系のインテリア。車椅子やベビーカーの設置スペースを1編成あたり2ヶ所設置する。