ホンダの海外向け高級車ブランド、アキュラは2月6日、米国で2月7日(日本時間2月8日未明)に開幕するシカゴモーターショー2019において、『NSX』(Acura NSX)のデビュー30周年を祝福する特別展示を行うと発表した。
ホンダは1989年2月、シカゴモーターショーにおいて、1台のスポーツカーコンセプトを初公開した。真っ赤なボディカラーの『NS-X』だ。Nはニューを、Sはスポーツカーを、Xは未知の世界を意味し、ホンダが世に送り出そうとしている新しいスポーツカーのプロトタイプだった。
その後、コンセプトカーのNS-Xは市販化され、初代NSXとしてデビューする。世界初のオールアルミモノコックのミッドシップに、チタン製コンロッドを備えたVTECエンジンを搭載するなど、当時のホンダの持つ技術の粋を集めて開発されたのが、初代NSXだった。
現行NSXは2015年1月、デトロイトモーターショー2015で初公開された。現行NSXは、新開発の直噴V型6気筒ガソリンエンジンをミッドシップに搭載。これに、エンジンをアシストするモーターと、2個のフロントに配置されたモーターを組み合わせた新世代ハイブリッドシステム、「スポーツハイブリッドSH-AWD」を採用する。トランスミッションは新開発の9速デュアルクラッチ。V6エンジンが後輪を駆動し、前輪左右にモーターを組み込んだ4WDハイブリッドとなる。
初代と現行のアキュラ(ホンダ)NSX