VW パサート に改良新型、部分自動運転は210km/hまで対応…欧州で発表

フロントマスクを中心にイメージチェンジ

第3世代のインフォテインメントシステムはデジタルコクピットに

部分自動運転システムは0~210km/hの幅広い領域で作動

フォルクスワーゲン・パサート 改良新型
フォルクスワーゲン・パサート 改良新型全 23 枚

フォルクスワーゲンは2月6日、改良新型『パサート』(Volkswagen Passat)を欧州で発表した。セダンとワゴンの『パサート・ヴァリアント』が、同時に発表されている。

画像:フォルクスワーゲン・パサート 改良新型

パサートは、フォルクスワーゲンの上級セダン&ワゴンだ。初代のデビューから45年という伝統のモデル。現行の8世代目モデルまでの世界累計販売台数は、2900万台を超えており、世界で最も成功を収めているミドルクラス車のひとつだ。現行パサートは2014年秋、パリモーターショー2014で発表された。この現行パサートがデビューから4年以上を経て、初の本格改良を受けている。

フロントマスクを中心にイメージチェンジ

改良新型では、エクステリアが変更を受けた。フロントはバンパーやグリルが新デザインとなる。ヘッドライトは最新のLEDとなり、オプションで「IQ.Light」と呼ばれるLEDマトリクスライトが選択できる。これは、新型『トゥアレグ』に続く設定となる。リアは、バンパーや立体的なテールランプが新デザインだ。バンパーには、デュアルエグゾーストが組み込まれる。ホイールも新デザインとなり、ボディカラーはブルーなどの新色が3タイプ用意されている。

第3世代のインフォテインメントシステムはデジタルコクピットに

インテリアは、新デザインの3本スポークステアリングホイールを採用。トリム類も見直しが図られた。最新の車載コネクティビティも採用する。「MIB」と呼ばれる「モジュラー・インフォテインメント・マトリックス」は第3世代に進化した。スマートフォンアプリと連携するためのインターフェースには、フォルクスワーゲンとして初めて、Apple「CarPlay」によるiPhoneアプリのワイヤレス統合が可能になった。

この第3世代のMIBはデジタルコックピットとなっており、従来の「アクティブ・インフォ・ディスプレイ」に対して、機能が強化されている。ハイコントラストのグラフィックディスプレイは、鮮明かつ高品質。新デザインのマルチファンクションステアリングホイールのボタン操作で、3種類のディスプレイ構成をカスタマイズできる。

新開発のインフォテインメントシステムには、SIMカードを標準で付属し、インターネットへの常時接続を実現する。また、リアルタイムの交通情報を、ナビゲーションに反映させた。新しいミュージックストリーミングサービス、インターネットラジオ、最新の音声認識システムも導入。スマートフォンを車両の「モバイルキー」として使用することもできる。

また改良新型は、「We Deliver」や「We Park」などの新しいモビリティサービスに対応する。デジタルログブックや燃費モニタリングなどの機能も利用できる。

部分自動運転システムは0~210km/hの幅広い領域で作動

改良新型には、最新の先進運転支援システム(ADAS)のブランドとして立ち上げられた「IQ.DRIVE」を導入する。新開発の部分自動運転システム、「トラベル・アシスト」がハイライトだ。この新しいシステムでは、0~210km/hという幅広いスピード領域において、部分的な自動運転を可能にする。さらに、改良新型には、静電容量式センサーを備えたステアリングホイールを世界で初めて装備した。これは、ドライバーが正しくステアリングホイールを握っているかどうか、検知するもの。「緊急ステアリングアシスト」は、ブレーキによって回避操作を行う場合の安全性を高めている。

欧州向けのパワートレインは、直噴ガソリンターボの「TSI」と直噴ターボディーゼルの「TDI」。全エンジンが「ユーロ6d-TEMP」の最新の排出ガス基準の要件を満たしている。さらに、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの両方に、パティキュレートフィルターを装備して、排ガス性能を追求している。

《森脇稔》

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