【SUPER GT】日産の大エース・本山哲がGT500引退…今季は陣営のエグゼクティブアドバイザーに

日産の大エース・本山哲がGT500引退を発表した。
日産の大エース・本山哲がGT500引退を発表した。全 8 枚

日産/NISMOが9日、横浜市の日産グローバル本社にて2019年のモータースポーツ活動計画発表会を実施。その席で、長く日産の最前線を支えてきた本山哲(もとやまさとし)のGT500引退と、今季のエグゼクティブアドバイザー就任が発表された。

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ファンを交えての、2月恒例“日産出陣式”。今年の目玉はSUPER GTシリーズ/GT500クラスの“人事”だった。発表会前に内容が正式発表される年も多いのだが、今年はそれがないまま当日に。3年連続で王座を逃している日産GT500陣営には、このオフ、大幅なラインアップ変更の噂があっただけに、集まった日産ファンの注目の度合いも大きなものとなっていた(本山がGT500のシートから外れる説も出ていた)。

そしてGT500参戦4チームの体制が順次発表されていくなか、昨年は本山がステアリングを握っていた#3 GT-Rの今季ラインアップが公開されたとき、会場にはファンの「ああ~」というため息まじりの声が一斉に広がった。そこに本山の名がなかったためだろうと推測され、あらためて彼の存在感の大きさが感じられる瞬間となった。

本山哲は1971年生まれ、20世紀末~21世紀を代表する日本のトップドライバーである。現スーパーフォーミュラの前身フォーミュラ・ニッポンで4度のタイトル獲得を成し、全日本GT選手権~SUPER GTシリーズでは日産のGT500ドライバーとして昨季まで20年以上にわたって活躍してきた。2003、04、08年と3度のドライバーズチャンピオン獲得も果たしている(ルマン24時間レース予備予選出走によるGT500欠場があった関係でチームメイトのみ戴冠した99年を含めると、実質4回の王座獲得)。

発表会では本山が今季はエグゼクティブアドバイザーとして日産GT500陣営をサポートすることが報告され、さらには発表会終了後、GT500引退セレモニーが実施された。多くの首脳や同輩、後輩ドライバーたちに長年の労をねぎらわれた本山は、「ドライバーとしての仕事だけに集中して戦える環境を長きにわたって用意してもらった」ことを感謝しつつ、今後については「世界に通用する日本人選手に出てきてほしいし、そのための協力をしていきたい」との旨を語っている。

本山に限らないが、近年はGT500のようなトップカテゴリーのレギュラーシートからは退いた場合でも、他のレース等にドライバーとして参戦するケースが多くあり、これでドライバー引退ということにはならない見込み。本人も「速く走って勝つことにはまだまだ意欲がある」旨を語っており、今後も彼が走る姿はどこかしらで見られることだろう。

そして2015年を最後にGT500タイトルから遠ざかる日産は、巻き返しへの強力新兵器ともいえる本山エグゼクティブアドバイザーを含め大幅にリフレッシュした新陣容で、2019年シーズンに挑む(新体制詳報は追って掲載)。

《遠藤俊幸》

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