[取り付け方で音が変わる]ユニットサブウーファーの多発使い 続

サブウーファーを“多発使い”している例(製作ショップ:カーファイ)。
サブウーファーを“多発使い”している例(製作ショップ:カーファイ)。全 1 枚

カーオーディオ製品の取り付けにまつわるさまざまなセオリーやテクニック等々を紹介している当コーナー。現在は「ユニットサブウーファー」に焦点を当てている。今回は、“多発使い”に関するノウハウ解説の続編をお届けする。

前回は主に、音質面から“多発使い”について考察した。今回は、音圧面から“多発使い”について考えていく。

さて、Hi-Fi的なアプローチにおいては“多発使い”というと“2発”がスタンダードだが、パワフルに鳴らすことにも重きを置く場合や、どのくらいの音圧が出せるかを競う“音圧競技”に挑戦しようとする場合には、2発では飽き足らずに、3発、4発、8発と、積める限りのサブウーファーが搭載されたりもする。

なお、パワフルに鳴らそうとするときに採用されることが多いのが、セカンドシートを潰して壁を作り、そこに大量のサブウーファーを積むというアプローチ。

ちなみにこの場合、壁をくの字にさせたスタイルでサブウーファーが装着されているのを見かけることも多いが、こうしているのにはワケがある。それは「大口径ユニットを搭載するため」だ。くの字にすると、壁が直線だった場合に比べて壁面の面積が増える。結果、より大きな口径のサブウーファーが積めるようになる、というわけだ。

なお“多発使い”がされる際には、直列接続と並列接続を複合的に使ってサブウーファーシステム全体のインピーダンス(抵抗値)がコントロールされることとなる。

具体的には以下のとおりだ。直列接続の場合には抵抗値はプラスされていき、並列接続する場合には抵抗値は半分になっていく。例えば4Ωのサブウーファーを2発直列接続すると全体の抵抗値は8Ωとなり、4Ωのサブウーファー2発を並列接続すると全体の抵抗値は2Ωとなる。4発とかそれ以上の発数を鳴らす時にはこの原理を利用して、使用するパワーアンプが許容できる範囲のインピーダンスとなるように調節されるのだ。

抵抗値が下がるとよりパワフルに鳴らすことができるが、パワーアンプには負荷が掛かっていく。なので、使用するパワーアンプの許容範囲を超えないことが重要となるのだ。

今回は以上だ。次回からは新章に突入する予定だ。お楽しみに。

【連載】“取り付け方”で音が変わる? Part4 ユニットサブウーファー編 その8「続“多発使い”について」

《太田祥三》

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