東武「川越特急」をプッシュするアートトレイン登場…あの編成だった

東武鉄道50090系51092編成アートトレイン(下板橋駅電留線/2月12日)
東武鉄道50090系51092編成アートトレイン(下板橋駅電留線/2月12日)全 12 枚

東武50090系といえば、東武東上線の座席定員制列車 TJライナー。3月16日からTJライナーが席を選べる座席指定制列車にアップデートし、あわせて池袋~川越を最速26分で結ぶ新たな列車種別「川越特急」が走りだす。

この川越特急も、進化版 TJライナーと同じく東武50090系が担う。東武鉄道は、この川越特急(クロスシート、座席料金無料)のアピールと、川越方面への誘客をねらう新しいラッピング車両をつくった。

それが、50090系「池袋・川越アートトレイン」。抜てきされた編成は、50090系の第2編成(51092編成)。「51092編成といえば、あの青いボディだったやつ?」と思う人は鋭い。

ブルーからアートのキャンバスに

東武鉄道50090系51092編成アートトレイン(下板橋駅電留線/2月12日)東武鉄道50090系51092編成アートトレイン(下板橋駅電留線/2月12日)

この51092編成は、2月初旬まで「ブルーバード号」として走っていた編成。かつて東上線で活躍した行楽列車「フライング東上号のリバイバルカラー車として2015年11月からラッピング。2017年1月からは、ヘッドマークと側面の羽デザインを変更し、当時の臨時特急「ブルーバード号」のリバイバルカラー車として活躍してきた。

そのブルーバードラッピングをはがしたと思ったら、こんどは白地に色とりどりのアートが描かれたホワイト系ラップで登場。アートを手がけたのは、20代の新鋭アーティスト 古家野雄紀。

「四季折々の川越の自然と、人がおりなす情景を通じ、生命感の連続を渦やら線、群像図とあわせて表現した。自分の作品の核になるのは生命。電車に絵を描くのは初めて」(古家野雄紀)

「池袋から東上線電車で行く川越」にアートのチカラ

東武鉄道50090系51092編成アートトレイン(下板橋駅電留線/2月12日)東武鉄道50090系51092編成アートトレイン(下板橋駅電留線/2月12日)

池袋・川越アートトレイン(51092編成)は、川越方1号車から、1号車が 中福の神楽、2号車が あい鯛みくじ、3号車が 喜多院、4号車が 川越まつり、5号車が 花火と風鈴、6号車が 川越氷川神社、7号車が 菓子屋横丁、8号車が 時の鐘と川越城本丸御殿、9号車が 大正浪漫夢通りの鯉のぼり、10号車が 新河岸川と桜並木 がテーマ。

1号車(50092)前面はパープル系、10号車(51092)はオレンジ系が強調されて、表情が違う。また、連結部分の妻面までラップされてるのも東武らしいところ。

東上線の起点 池袋を含む豊島区、東上線の観光地 川越の川越市、東武鉄道の3者が観光連携して誕生した池袋・川越アートトレイン。2019年東アジア文化都市の開催地にも選ばれ、国際アート・カルチャー都市をめざす豊島区の「アートの力」とアートトレインがタッグを組んで、「池袋から東上線電車で行く川越」を盛り上げる。

《レスポンス編集部》

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