トヨタ、日経企業イメージ調査でも18年連続で首位キープ[新聞ウォッチ]

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。

「継続は力なり」。立志伝中の経営者たちの座右の銘としても有名なことわざだが、ランキング調査などで長年トップの座を維持するというのもなかなかの至難の業である。

そんな中、日経新聞と日経広告研究所が実施した「第31回日経企業イメージ調査」でもビジネスパーソンが抱く企業イメージの総合ランキングで、トヨタ自動車が18年連続で1位をキープしたそうだ。

きょうの日経が取り上げているが、調査は、2018年8~10月に首都圏2834事業所を訪問して実施。672社の5561人が回答。「顧客ニーズへの対応に熱心」など21項目を毎年継続して質問し「当てはまる」と回答した割合を得点としたという。

調査結果によると、「自動運転やAI(人工知能)の開発で先行するグーグルが前回の3位から2位に上昇。トヨタとも業務提携しているソフトバンクグループも自動車や産業機器をネットでつなぐ技術・サービスで通信業が注目され7位(前回15位)に順位を伸ばした」などと伝えている。

トヨタと言えば、先週取り上げたインターブランドジャパンが発表したグローバルに展開する日本企業のブランド価値ランキングでも11年連続で首位。さらに、米の調査会社「JDパワー」が発表した2019年版のブランド別の米自動車信頼性ランキングではトヨタの高級車「レクサス」が8年連続で首位になったと伝えたばかり。

トヨタは“連続首位”を総なめしているようだが、ただ、今回の企業イメージ調査で「成長力がある」という項目ではアマゾンジャパンが1位、グーグルが2位、3位がLINEで、トヨタは前回の4位から8位に後退しているのは気になるところだ。

2019年2月18日付

●科学の扉、電動航空機日本に期待(朝日・31面)

●10連休準備十色、改元挟み、4/27~5/6(朝日・35面)

●米大統領来日5月26日、政府調整、国賓、新天皇と会見(産経・1面)

●特捜ゴーン被告「オーマン・ルート」捜査、あす逮捕3か月、巨額損失機に中東工作か(産経・21面)

●日産会長の権限縮小提言へ、改善特別委、ルノーの影響力限定(東京・3面)

●車追加関税、詰めの協議、米、商務省が報告書提出へ(日経・4面)

●トヨタ18年連続首位、小売業、評価高まる、日経企業イメージ調査(日経・5面)

《福田俊之》

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