【旅エッセイスト国井律子が選ぶ、キャンパー5選】#4 吟味を重ねて最終的に私が選んだのは

ジャパンキャンピングカーショー2019、TOWA ヴォーンR2B
ジャパンキャンピングカーショー2019、TOWA ヴォーンR2B全 10 枚

サーフィンにのめり込んだ30代前半、私は中古のキャンピングカーを買いました。簡素な作りでしたが、2~3人で寝泊まりするにはじゅうぶんな仕様で、そのキャンパーでずいぶん楽しんだ記憶があります。

【画像全10枚】

しかしその後、結婚してイヌを飼い、子どもが増えると物足りなさを感じるように……。

まず、寝るときいちいちリビングを片付けてベッドを作るのが面倒。いままでは海に行くだけだったから問題なかったのですが、今後はもっと行動範囲を広げたい。子どもを連れて雪山やキャンプもガンガン行きたい! 暑さ寒さに弱いイヌ(ボストンテリア)のためにエンジンを切っても稼働するルームエアコンもほしい。当時長男はオムツが取れたばかり。尿意を感じたらパッとトイレに行けるよう車内に付けたい。


さらにさらに、好きなときにスーパーやコンビニのお総菜を温められるよう電子レンジ。寒い朝、顔を洗うのにスグお湯が出るようボイラー。海遊び後、砂砂で潮潮な身体をシャワーで清めるため大容量水タンクもほしい!

夫と何年も話し合い、イベントがあるたび展示会場に足を運び、4WDのディーゼルターボでメーカーはトヨタ! と、車種の目星を付けてからは、しつこいくらいにディーラー(TOWA)を訪れました。じつに2年以上の時間をかけて現在の2代目キャンパー、ヴォーンR2B購入に至ったのです。


大容量水タンクなどいくつかオプションを付けましたが、ヴォーンR2Bは基本的に標準装備。つまり追加料金なし。これって大事ですよね。せっかくキャンパーを買ったはいいけど、どんどんカスタムしていったら予算オーバー! けっこうあるそうですよ。

そのクルマ、何人寝られるの?


今回の「ジャパンキャンピングカーショー2019」ではTOWAのブースでばったり会ったわが家のキャンパー担当、Eさんからイイコトを聞きました。グルメなガイドで有名なフランスのタイヤメーカーのミシュランが、キャンピングカー専用タイヤを販売し始めたとか。というのも、つい最近夫がこんなことを言っていたんです。


「うちのキャンパー、だいたい気に入っているけどタイヤだけなんとかしたい」
夫いわく、轍にハンドルが取られたり、車重に対して細めのタイヤが心許ないそうです。私はそんなこと全然気にしなかったけど、そのへんは男女の気づきの差でしょうか。そんなおり、先ほどのミシュラン。長距離移動に定評ある信頼のタイヤメーカーです。それを履けばわが家のキャンパーはますます快適になるのかな!? 言い出しっぺのお小遣いで買ってもらうとしましょうか(笑)。


快適と言えば……、必ずと言っていいほど、キャンピングカーに乗っていない方から、「そのクルマ(ヴォーンR2B)、何人寝られるの?」とたずねられます。カタログ上では一応7人と書いてありますが、フルで寝た日には男子運動部の部室みたいな臭いがしそう(イメージです)...(笑)。私が思う快適な就寝人数は大人3人、もしくは子どもを含めた家族4人くらいがちょうどいいでしょう。

余談ですが、わが家はヴォーンR2B一台態勢。そのことを周りに言うと、「順番違くない!?」と、驚かれます。でも自宅に乗用車がなくても特段不便はしていなくて、というのも世田谷で暮らす私たちの移動の基本は徒歩かママチャリか電車。いざとなったらタクシーでも、ていうかキャンパーだってあります。ほかのクルマより車高は高いけど、ベッドがいくつもあってキッチンもついていてトイレだってあるけれど、ほかのクルマと同じで走ることができます。駐車場が3メートル以下であれば、買い物にだってふつうに行けるんです。ただしちょっと目立ち過ぎるのがタマにキズですが(笑)。

国井律子/Ritsuko Kunii
1975年8月25日東京生まれ。旅のエッセイスト。玉川大学文学部芸術学科芸術文化専攻卒業後ラジオレポーターなどを経て二輪雑誌からエッセイストとしてデビュー。オートバイのほか旅、クルマ、サーフィン、アウトドアなど多趣味を生かしエッセイを執筆。著書に「放浪レディ」(求龍堂)、「アタシはバイクで旅に出る」(エイ出版)など多数。近著に「進化する私の旅スタイル」(産業編集センター)がある。

【旅エッセイスト国井律子が選ぶ、キャンパー5選】#4:吟味を重ねて最終的に私が選んだキャンパー

《国井律子》

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