アバルト 595 に伝統のチューニング仕様「エッセエッセ」…ジュネーブモーターショー2019で発表予定

アバルト 595 エッセエッセ
アバルト 595 エッセエッセ全 12 枚

フィアットの高性能車部門、アバルトは3月にスイスで開催されるジュネーブモーターショー2019において、アバルト『595エッセエッセ』(Abarth 595 esseesse)を初公開すると発表した。

エッセエッセとは、「スーパースポーツ」の意味。かつてのフィアット車に用意された伝統の称号だ。「エッセエッセキット」は1958年、当時のアバルト社がフィアット車の性能を手軽に引き上げられるように開発したのがルーツ。エッセエッセキットを装着したフィアット車は、さまざまなモータースポーツで活躍した。

エッセエッセキットが復活したのは2008年夏。フィアットが『グランデプント』のアバルト用にエッセエッセキットを設定したのだ。このキットは発売後、数か月で600キット以上を販売する人気となった。アバルト『500』にも2008年秋、エッセエッセが設定された。
アバルト 595 エッセエッセアバルト 595 エッセエッセ
アバルトはジュネーブモーターショー2019において、アバルト595エッセエッセを初公開する。アバルト『595』はフィアット『500』の高性能モデル、アバルト500をベースに、さらなるパフォーマンスを追求したモデルだ。今回、最新のアバルト595に、エッセエッセが用意される。

アバルト595エッセエッセでは、高性能なブレンボ製の大容量ブレーキをフロントに装着する。放熱性とブレーキ時の応答性を高めるデザインとした。ボディはレーシングホワイト仕上げとなっており、アバルトのサイドストライプ、ドアミラーカバー、17インチの専用ホイールが採用される。リアサスペンションには、コニ製の「FSD」が組み込まれる。
アバルト 595 エッセエッセアバルト 595 エッセエッセ
室内には、サーキットで走行データを記録する「アバルト・テレメトリー」を装備。Appleの「CarPlay」、グーグルの「Android Auto」に対応する7インチ「Uconnect」タッチスクリーンシステムのナビゲーションが標準装備される。サベルト製のシートは、背面がカーボンファイバー製。カーボンペダルも装備されている。

エンジンには、BMC社製のエアフィルターを標準装備した。エンジンの燃焼品質や出力、性能を引き上げながら、より優れた吸気効率を実現するという。1.4リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力180hpを発生する。痛快なサウンドを発する「Akrapovic」エキゾーストシステムも装備される。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る