VW『T-Roc』に頂点「R」、ゴルフR 譲りの300馬力ターボ搭載…ジュネーブモーターショー2019で発表予定

2.0ターボは300ps。0~100km/h加速は4.9秒

ローンチコントロールが作動するレースモード採用

「R」モデルらしい高性能さを専用の内外装に表現

フォルクスワーゲン T-Roc R
フォルクスワーゲン T-Roc R全 20 枚

フォルクスワーゲン(Volkswagen)は、スイスで3月5日に開幕するジュネーブモーターショー2019において、『T-Roc R』(Volkswagen T-Roc R)を初公開すると発表した。

T-Roc Rは、新型コンパクトSUVの『T-Roc』の高性能モデルだ。T-Rocは、フォルクスワーゲンのSUVラインナップにおける第4のモデルで、『ティグアン』の下に位置するコンパクトSUVとなる。車台にはフォルクスワーゲングループの新世代モジュラープラットホーム、「MQB」を使用する。

T-Rocは2017年11月の発売以来、全世界で約20万台販売している。フォルクスワーゲンはこの成功を持続させることを目指して、高性能モデルのT-Roc Rをジュネーブモーターショー2019でワールドプレミアする。

2.0ターボは300ps。0~100km/h加速は4.9秒

T-Roc Rは、フォルクスワーゲンの100%子会社、フォルクスワーゲンRが開発を担当する。そのハイライトは、パワフルなエンジンだ。ゴルフR譲りの直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」エンジンは、最大出力300ps、最大トルク40.8kgmを引き出す。ゴルフRの最大出力310psに対して10ps下回るが、40.8kgmの最大トルクは同数値だ。
フォルクスワーゲン T-Roc Rフォルクスワーゲン T-Roc R
駆動方式は、4WDの「4MOTION」。トランスミッションは7速デュアルクラッチの「DSG」。T-Roc Rは0~100km/h加速4.9秒、最高速250km/h(リミッター作動)の優れたパフォーマンスを可能にする。ゴルフRの0~100km/h加速4.6秒、最高速250km/h(リミッター作動)に対しても、遜色ない性能といえる。

ローンチコントロールが作動するレースモード採用

足回りには、車高を下げた専用サスペンションをはじめ、プログレッシブステアリングを標準装備し、ハンドリング性能を追求した。17インチの大容量ブレーキシステムも採用される。

走行モードには、「レースモード」を採用する。レースモードでは、「ローンチコントロール」が作動。駆動トルクとESCプログラムを最適化し、優れたトラクション性能を発揮する。ESCは、手動でカットオフすることが可能だ。

「R」モデルらしい高性能さを専用の内外装に表現

T-Roc Rでは、R専用のエクステリアを採用する。フロントグリルには、アルマイト加工を施した光沢シルバーのアルミラインを追加。「R」のロゴをグリルに配する。専用バンパーはスポーティなデザインで、前後ともボディ同色で塗装した。デイタイムランニングライトをフロントバンパーに内蔵。さらに、Rデザインのアンダーボディガードが装備される。リアには、デュアルエグゾーストが付く。18インチの専用アルミホイールを標準装備。ダークグラファイトマット仕上げの19インチアルミホイールはオプションで、235/40R19サイズのタイヤを組み合わせる。
フォルクスワーゲン T-Roc Rフォルクスワーゲン T-Roc R
この他、マットクローム仕上げのドアミラーカバー、ルーフスポイラーを採用。高性能ブレーキシステムのブレーキキャリパーには、Rのロゴを添えた。ボディカラーには、ブルーやホワイトなどの専用色を設定。すべての色で、オプションのブラックルーフが選択できる。

インテリアは、Rロゴ入りのステンレス製ドアシルプレートを装備。パドルシフトレバーは、クリスタルグレー仕上げとした。革巻きのマルチファンクションスポーツステアリングホイールを採用。ペダルはステンレス製だ。シートの素材には、「ArtVelours」と呼ばれるマイクロファイバーが使用された。オプションで、シートを上質なナッパレザーで仕上げることが可能。カーボンインサート仕様のサイドパネルも選択できる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 日産が新型ミニバン『タウンスター・エバリア』を欧州発表…EVも設定
  2. 三菱『デリカD:5』ついにフルモデルチェンジへ! 車名は「D:6」!? 2025年内発表か
  3. 高速道路料金も「変動制」導入、来年度から全国的に順次拡大[新聞ウォッチ]
  4. メルセデスベンツ『CLE カブリオレ』に「AMG 53」、電動ターボで449馬力
  5. BMWモトラッド、「自動シフトアシスタント」発表
  6. マフラー選びの決め手、『合法性と性能の両立』が求められる~カスタムHOW TO~
  7. 課題ありの輸送業界、「ジャパントラックショー2024」を横浜で開催 5月9-11日
  8. [VW ゴルフ 50周年]重量増加スパイラルに逆行した第7世代
  9. [音響機材・チョイスの勘どころ]サブウーファー・国産ブランド…小型・薄型モデルのトレンドを分析!
  10. トヨタ、“若者離れ”に窮余の一策、全職種で65歳以上も再雇用[新聞ウォッチ]
ランキングをもっと見る