これは特定の車種の次期モデルをイメージしたコンセプトカーではなく、スバルの次の世代のデザインを具現化したもの。SUBARUは現世代よりもさらに大胆な『BOLDER』と呼ぶデザインテーマを今後の市販車に盛り込んでいくとしており、そのコンセプトモデルの第一弾となるのがスバル・ヴィジヴ・アドレナリン・コンセプトというわけ。スバル広報部は「あくまでコンセプトカーであり、今後の市販車に直接結び付くわけではありません」とも説明する。
……とはいえ、パッケージングといい車格感と言い、見れば見るほど「これは次期『XV』ではないのか?」という気分になってくるのも事実だ。現行XVに比べるとデザインがダイナミックになっている。ボディもリフトアップされてSUV感が強まっているが、それはショーカーとしての演出と思えなくもない。
次期XVのデビューは少なくとも3年は先になるだろうが、果たしてこれが次期XVを示唆するモデルなのかどうかはその時に判明するだろう。
