発車メロディの聴こえる範囲を限定、かけこみ乗車を防止 常磐線で3月16日から

常磐緩行線で運行されているJR東日本のE233系 (AC)
常磐緩行線で運行されているJR東日本のE233系 (AC)全 3 枚

JR東日本東京支社は、3月16日から常磐緩行線亀有~取手間の13駅で、車外スピーカーを通して車両から発車メロディを流す取組みを行なう。

この取組みは、かけこみ乗車を減らすため2018年8月から試験的に行なわれていたもの。従来、発車メロディは発車する列車の車掌のスイッチ操作により駅のスピーカーから流されていたが、構内で広く拡散され、かえってかけこみ乗車を誘発するのではないかと考えられていた。

そこで、メロディを車両自体から流し、聴こえる範囲をホーム上の旅客に限定させると、かけこみ乗車を減少させることができるのではないかという想定で検証を行なった結果、一定の効果を得られたとして、今回、正式に実施することになった。

現在、常磐緩行線には、東京地下鉄(東京メトロ)や小田急電鉄(小田急)の車両も乗り入れているが、JR東日本東京支社では両社にも協力を要請し、乗入れ車両からもJR車両と同じ発車メロディを流すことにしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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